受け付けてるぞ、全然来なくてさみしいのでみんなも放り込んでみよう。
今回のマシュマロはこれ
というわけで各誌から三作品ずつ取り上げてみました。おまけとしてFUZ連載も入れてます。短めのレビューですが数考えると結構な分量になるので、長く書きたい奴は個別記事でも書こうかなあと思います。
それじゃあちょこっと見てみよう!
・まんがタイムきらら
個人的にめちゃくちゃ好きな作品と好きでない作品がはっきり分かれてる連載陣です。最近始まった作品が高水準でまとまっているので入門には向いているかも。
・はなまるスキップ
ピクニックを題材にしているはずの漫画ですが、ほとんどピクニックをしていません。己の要望に忠実なクズムーヴをする登場人物が大半なのに絵柄が大変かわいらしいのでするする読めてしまう漫画です。ただ勧善懲悪からはだいぶ外れてるので悪いことしたやつに天罰が下らないと気が済まないタイプの人には向かないかもしれません(現実的にあり得るレベルの屑が多い)。あと単行本に収録されるか怪しい煽り文や登場人物紹介も凝ってて面白いので、連載で読む価値はあると思います。
ちょぼらうにょぽみ先生の新連載が始まったタイミングでこの煽り
・スロウスタート
花名ちゃんが浪人しているという事実を皆に打ち明けるという一つの大きな節目を迎えてからも、ゆるゆると続いています。花名ちゃん以外のメインメンバーは全然違う性格でありながらも友達思いであることがよく表れていて読んでて楽しいです。たまてみたいな友達いたら絶対楽しいと思う。
きらら作品の中で一番友達に欲しいキャラ。百地たまて
・むすんで、つないで。
大御所荒井チェリー先生の作品です。人間力がかなり低い主人公が、小学生のままであるかつての親友との交流が中心となるので、メインメンバーが大半が小学生なのに主人公だけ高校生といういびつさや、親友が神隠しにあってから止まっていた主人公の時間は、再会によって進んでいるのか、それともあの頃へ戻ってしまっているのか…とギャグで片づけていいものなのかどうかわからない主人公の人間力の低さが見ていてハラハラします。自分も決して高いほうではないのでヒエェェ…って思いながら読んでますね。
死んだ目をした主人公。私に一番思考回路が近いきららキャラ。
・まんがタイムきららMAX
どの連載作品も個性的でありつつ高いクオリティを誇るつよつよ雑誌という印象です。アニメ化しない作品が三巻どまりのケースが多くて一時期は心配していたのですが最近は非アニメ化作品も結構推してくれている印象があります。ぼっち・ざ・ろっく!アニメ化おめでとうございます。
・ぬるめた
読んでいてとても楽しい気分になる漫画です。人造人間のくるみに仕込まれたハチャメチャギミックで勢いよくギャグが進むことが多いですが、メイン四人組の「仲のいい連中がバカ騒ぎしてる」感がとても強くて漫画の中の世界に入り込んで読むと楽しい作品ですね。余談ですが元々Web連載されていた作品ということもあって「元からの自作品できららMAXに乗り込んでくるとは…お手並み拝見と行こうじゃねえか!」と迎え撃つ気満々(?)でいたら、純粋な面白さで叩き潰されてファンになりました。
いい意味での仲のいい友達同士の騒がしさが漫画に落とし込まれてる。凄い。
・ご注文はうさぎですか?
普通のきらら漫画なら2回ぐらい終わってそうな長い連載期間による描写の積み重ねがここ最近になって爆発してきてめちゃくちゃ面白いです。大変贅沢な時間の使い方をしているなあと思いつつ、新キャラが投入された新章も始まり、まだまだ続きそうで安心ですね。ココアのキャラがほぼ完成しきっているので、非常に頼もしいです。
進級も経て、新キャラも投入されてドンドン面白くなってます。
・ホレンテ島の魔法使い
ご注文はうさぎですか?とセットで語るならこれかなと選びました。大昔いたという魔法使いの伝説を観光資源にしているホレンテ島を舞台に、魔法使いの存在を信じる少女や、本当に魔法が使える登場人物たちが繰り広げるファンタジー四コマです。魔法という非日常と日常の要素の扱い方がごちうさの影響を受けているなあと思いつつも独自の味を出しているという印象ですね。四コマの中で歌を進めていく流れが大変好みです。
4コマにおける歌の表現が凄い。ミュージカルのような流れをもって読者を飲み込んでいく迫力があります。
・まんがタイムきららフォワード
きらら系列だと4コマではない作品が中心の雑誌です。ゆるキャン△が移籍し、夢喰いメリーが終わってちょっと連載陣が心配だったのですがスローループのアニメ化が決まりました、おめでとうございます。つぎはちょっといっぱい!あたりが来るといいなあ…。
・スローループ
再婚により姉妹になった二人の関係性を丁寧に描きつつ、釣りの話も進めています。釣りが全く分からない私でもちゃんと解説を入れてくることと、人物同士の関係性描写によって全く問題なく読めます。会話における、間の取り方使い方が非常にうまく引き込まれます。アニメ化も決まっていますし広まるといいですね。
最高の幼馴染、吉永恋
・がっこうぐらし!~おたより~
本編が完結したがっこうぐらし!のその後を描いたストーリーです。たぶん一巻分ぐらいで終わると思いますが、あの厳しい世界を必死に生き抜いた人物のその後。そりゃ読みたいでしょう。世界の終わりのような情勢でも日常を大切にし、世界を救うことができた彼女たちのその後の日常、大変価値のあるものです。がっこうぐらし!本編を読んでいることが前提のつくりなので進めるならそこがネックですかね、読んでね。
日常は続く
・あいらいく俳句
フォワードの巻末に載ってる俳句を題材にした漫画ですが、詫び寂もへったくれもない作風で雑誌の読後感を破壊していきます(ほめてる)。AVだのクスリだの危ない単語が季語のごとくわらわら出てくるのはどうかと思いますが、安定して面白いので最後に読むのもいいかもしれませんね。俳句というお堅めに思える題材に反して非常に読みやすい作品ではあります。私もそのあたりの教養はないので…。
色々危ない
・まんがタイムきららキャラット
アニメ化経験した作品が多く、全体的に安定して面白く、クオリティの平均値はMAXと同レベルで高いと思います。Aチャンネルが終わり、NEWGAME!もクライマックスに近い感じがするのでそろそろ連載陣も入れ替わっていく時期なのかなあと思います。ひだまり…?なんのこったよ…。
・まちカドまぞく
ついに現れたこのまちを狙う魔法少女那由多誰何、この町の過去、千代田桃の過去…。匂わせ程度だった要素が次々とはっきりした形を持って現れて加速度的に面白くなっています。元々非常に情報量の多い漫画でありますが、ここ最近はさらにその傾向が強くなっているので連載で追って徐々に消化していくことをお勧めします。アニメだけ追ってる勢、単行本勢、雑誌勢とここまで違う世界が見えている作品も珍しいのではないでしょうか。
かわいいね
・RPG不動産
RPG世界における不動産屋という面白い着眼点の話です。基本的にはゲストの物件を探していく話のような感じでゆるゆる進んでいるのですが、物語の節目にはかなり話が大きく動いたり、心臓に悪い展開が来るので結構ハラハラしながら読んでいます。
四コマの形式から外れるときは大体何かが起こるときなので緊張感がすごい
・おちこぼれフルーツタルト
一話の中でだいたい問題と解答が提示されるのが普通の漫画だと思うのですが、この作品は性癖を撒き散らすだけ撒き散らしてそのまま終わるなんてことも良くある作品です。ア〇ルプラグの話だけで一話使ったりと非常に自由。ある意味酷い点が安定しているので安心して読めています。まちおこしに使う作品のレビューか…?
この世の終わりみたいな一コマ目
・COMICFUZオリジナル
・ゆうやけトリップ
地域に伝わる七不思議を解き明かしていく話ですが、ホラーものではなく、噂となった原因の種明かしを楽しむ作品で、まったく怖くない(そもそも怖いとかいうジャンルではない)ので怖いもの苦手な人(私とか)でも大丈夫な作品です。また情景描写が非常に優れていて、一つの絵画を見ているような感覚も覚えます。
アプリでしか読めないのでまず読んでみて欲しい。身長差コンビ好き。
・きららファンタジア
いわゆるゲームのコミカライズに当たるのですが、元のゲームをやっていて話を知っている私でも、ガチャ召喚のキャラの参戦など予想もつかないところがあってわくわくできます。あと戦闘シーンをはじめとして純粋に漫画がめちゃくちゃうまい。原作だと戦闘に無縁のキャラクターたちのバトル漫画というのがこんなに面白いのかと感心して読んでいます。
原作ゲームの展開をなぞりつつ、いわゆるガチャ召喚のクリエメイトも本筋に絡めてきてます。
全体的に軽く触れるつもりだったのですが思ったより長くなりましたね。もちろん触れた作品以外でも好きな作品は山ほどありますがとりあえずはこんなもので…。
それではまた。