ワクワク不動怪獣日記

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漫画紹介第6回「裏世界ピクニック」

みなさんこんにちは、2019年に入っての初めての漫画紹介記事です。宣伝効果なんてほぼないに等しいかもしれませんがやりたいからやってます。やっていこうな。

 

今回扱う作品は「裏世界ピクニック」です。

 

 

 

 

原作はこちら

 

 原作が既刊3巻、コミカライズ版が既刊2巻となっています。原作は宮澤伊織先生、キャラクター原案はshirakaba先生、コミカライズの作画担当は「スパイラル」等の水野英多先生が担当しています。漫画紹介記事だけど小説のほうの話もしますね。

 

 

 

あらすじはネット上では実話怪談として知られる存在が出現する、現実世界と隣り合わせに存在するものの謎が多い「裏世界」。そこに研究、金稼ぎ、そして行方不明の大切な人を探すために二人の少女が入り込む…といった話です。

 

この作品を構成する要素としましては「百合」と「実話怪談」になります。原作者が強火の百合の方なのでまあ百合って書いちゃってもいいでしょう。余談ですがバーチャルワオキツネザルにもなっているので気になれば見に行ってみるのもいいかもしれません。


【はじめまして】バーチャルワオキツネザルだよ

 

 

この作品に出てくる女は基本的にやばいやつです。ロクなやつがいません。原作では主人公の鳥越空魚(この作品で一番やばい女、自覚はない)が相方の仁科鳥子(顔のいいやばい女、銃火器の扱いに慣れてる)の顔の良さをほめるシーンがやたら多いのですが、コミカライズだとその顔のいい女の顔をいくらでも眺めることができます。一応原作にも挿絵ついてるけど漫画はその点強いよね。そして主人公勢が両方とも狂人であるためか、裏世界というまともじゃない環境でも正気を保って友情をはぐくんでいきます。はたから見てると危なっかしくてひやひやします。

 

そして実話怪談と呼ばれる、経験者が存在していて報告書や体験談と形で残っているもの(小説ではそう定義されており、空魚が詳しいのはその分野)が登場します。都市伝説という名前で語られることが多いものですが、原作では都市伝説は噂、実話怪談は体験談として違うものと空魚が定義してました。私はこのあたりの区別はあまりしたことがないので新鮮でしたね。

 

私は怖がりのくせにこういうのが大好きでしてインターネットで調べまくって夜トイレに行くのが怖くなるとかそういうことがよくありました、バカかな?

 

コミカライズ版ではくねくね、八尺様、きさらぎ駅。原作小説ではそれに加えてコトリバコやサンヌキカノ等が登場しています。出てくる怪異は基本マジで殺しに来るので、ピクニックとかいう浮かれたタイトルに反して命の危険がかなり発生します。こういう怪談の化け物との攻防が好きな人は手に取って損はないですよ。きさらぎ駅で米軍が怪異と戦うシチュエーションなんてそうそう拝めるものじゃないから読もう!

 

またやばい女も加速度的に増えていき混沌とした状況を生み出します。そしてその中で主人公空魚の異常性、さらには探している大切な人そのものもだいぶ怪しいなど不審者には事欠きません。

 

ちなみに設定を紐解いていくとこの作品の都市伝説の怪異は都市伝説そのものではなく、都市伝説の皮をかぶったミームのようなものらしいのですがそのあたりは謎が多いですね。貞子vs伽椰子の貞子達と似たようなものだと私は理解しています。

 

 

 

まとめると都市伝説系統が好き、やばい女が好き、百合が好き…いずれか当てはまるなら読んで損はない作品群です。

 

ではまた