ワクワク不動怪獣日記

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がっこうぐらし!最終回を終えて

皆さんこんにちは

 

がっこうぐらし!が11月末発売のきららフォワード2020年1月号で最終回を迎えました。



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この記事めっちゃネタバレあるから気を付けてね

 

はい

 

私は胡桃がどうなるかがめちゃくちゃ気がかりでだいぶビクビクしていました。この作品、確かに死者はめちゃくちゃ出ているのですが初期メンバーはなんだかんだで無事だったけど、胡桃だけ最近は起きることもなく生と死の境をさまよっているような感じで…。

 

事態は深刻、胡桃とみーくんは行動不能、いつ誰が死んでもおかしくないこの状況…。

それでも日常を必死に生きてきた彼女たちが死ぬなんて私は嫌でした。大学編が顕著だったと思うのですが、日常を維持するために生きてきた穏健派と戦うといえば聞こえはいいが過激な考え方の武闘派のそれぞれの末路を考えれば学園生活部だっていい未来が待っているはず…

 


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ダメだぁ

 

もうだめでしょこれ、死んだ正義超人の魂のそれだもん扱いが、正義の五本槍だよ。お前はまだこっちに来てはいけない、戻ってりーさんのそばにいてやってくれとかカレクック…じゃない胡桃が言い出すそれだもん。あと出世したな太郎丸原作だと回想にわずかにしか出てないのに。

 

いや覚悟はしてたんですよ、胡桃は最初からずっと戦い続けてきて、だから真っ先に負傷してやつらにも人間だと認識されなくなっても戦って…。最後にゆきに思いを託して逝ってしまうのではないかって…。でも覚悟してても生きててほしいじゃないですか、納得のいく理由があってもなんでここで死ななきゃならないのって思うことだってあるじゃないですか、「のけもの少女同盟」の霞ちゃんだって最初から限られた命を燃やして瞬間瞬間を必死に生きて、作品を残して満足して逝ってしまったけれども、それでも彼女が卒業する未来を見たかったんですよ私は…。サジちゃんは…自分のエゴを貫いた結果なので…。

 

話がそれた。

 

最終回一話前でこんなことになって当時の私は心がめちゃくちゃになりました。次回最終回でめぐねえの墓の隣に胡桃が追加されてても何もおかしくない流れだよやめろ。

 

 

さて最終回…いきなり三年後になってちょっとたくましくなったみーくんが登場。彼女は生き残ると思ってたのでまあ予想通りですね(三、四話ぐらい前に死を覚悟してたけど…)、ん?ほかの人からの手紙…?結構ある…


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生きてる!!!!!!!!!!ハアアアアアアアアアア生きてる!!!!!!!!!!動いてる!!!!!!!!!!生きてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

はい、生きてました。車いすになってたけど生きてました…。りーさんもなんか職場の先輩といい雰囲気に…ほんまか…?そしてゆきちゃんは先生になっていました。めぐねえ同様下の名前で呼ばれてるのが本当に…、一話のゆきちゃんと雰囲気の似た少女をはじめとして大勢の子供を前に青空教室を開いていました。子供たちに学校、友人、「日常」のすばらしさを説きながら…。

 

 

さて、少し本筋からそれる話を

 

がっこうぐらし!アニメ化した際は日常ものと見せかけて…と話題になりましたが個人的にはアニメ化に際して話の構成の改変が行われた結果ガバガバになっててあまりいい映像化ではなかったと感じています。それどころか一話のゾンビサバイバルと判明するまでの流れがこの作品のすべてだと勘違いする輩が大量に発生してだいぶうんざりして無限にキレてました。のちに実写化された時、ポスターですでにゾンビサバイバルだとばらしていることになぜか批判が起きていたときも同様のことが起きましたね。第一話で判明する内容をそこまで隠し通す意味はないと思うのですが…この作品の大事なところそこじゃないし…。ちなみに実写版は原作と多少設定を変えていますが、大事なエッセンスの抽出の仕方や再構成は抜群にうまい作品なのでぜひ見てみてください。

 

 

がっこうぐらし!、最終的にはゾンビ化の治療法が見つかり、まだまだ道半ばだけど復興しつつあるこの世界で、学園生活部の仲間たちは、それぞれの道を行きまた日常が過ぎていく、そんな終わり方でした。確かに厳しい世界のお話でしたが、「日常」を大事に生きてきた学園生活部、そして穏健派の皆さんと武闘派を対比して考えると、日常の大切さに重きを置き、それを大事にした人たちには明るい希望をつかんでいる人が多かったので、その点は誠実な世界だったなあと思います。中盤少しテンポが悪いなあと思うこともありましたが、このような素敵な終わり方、素晴らしい物語を完結させてくれたことに対して最大限の感謝を。最終巻も楽しみにしています。

 

それではこのあたりで。