今年見た映画とかアニメとか2019 - ワクワク不動怪獣日記

いやもうこれしかないでしょうといった平成最後（令和）の怪作にして快作。「お前たちの平成って醜くないか？」という冷静に考えると何言ってるかわからない問いかけから始まり、平成があふれ出す怪現象からタイトルロゴ記念ロゴからの小渕恵三という映像の怪奇大作戦に終わったヤバい作品。だがめちゃくちゃやりながら駆け抜けていったのが平成仮面ライダーなのでこれはこれでいいのかもしれない。後忘れちゃいけないのが主題歌。完全に平成の終わりを告げる音楽（令和だって言ってるだろ）として認知されてしまっているが歌詞の「めぐり合いずっと続く世界偶然なんかじゃない」を筆頭に楽しいながらも優しい歌になっている。私は平成ライダーと付き合い続けた道のりを肯定してくれたかのように感じられて劇場で不覚にも泣いてしまった。変な映画ではあるのだが、力強く優しい映画だったと思う。

2.名探偵ピカチュウ

ポケモンが現実にいる世界を変態的な情熱で再現した傑作映画。脚本に多少ガバが目立つが加点方式だと無限に点を挙げることができる。詳しい感想は個別記事もあるからそっちを読んでほしいが、今年のポケモン映画も面白かったなと思える以上に、なんで現実の街にはバチュルやエイパムがいないんだという寂しさも生むものすごい映画であった。逆EVOは知らん。

3.ゴジラ　キング・オブ・モンスターズ

海外のめちゃくちゃ拗らせたゴジラオタクによって作られた宗教映画、ゴジラは神であり、ゴジモスのカップリング等強すぎる主張が特大のパワーをもって襲い掛かってくる。ゴジラ！モスラ！ラドン！キングギドラ！マンモス！前作と違って怪獣バトルもしっかりあるし画面も暗すぎることなくちゃんと戦いが見られるのがいい。モンスターバースもしばらく続くらしいし楽しみである。

他に見た映画だとハウスシャークとかあるんだけどまあクｓ…個性的な映画なので除外

じゃあ今年観たアニメは…

上野さんは不器用

えんどろ～！

けものフレンズ2

バーチャルさんはみている

ポケットモンスター

まちカドまぞく

ロードエルメロイⅡ世の事件簿　魔眼蒐集列車 Grace note

私、能力は平均値でって言ったよね！

ワンパンマン

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

す、すくねえ…

いやこんだけ…？マジで…？アニメ力（アニメをみるちから）衰えてない…？

ランキング！

1.まちカドまぞく

この原作でアレな出来になったらはっ倒すぞ等物騒なことを考えながら視聴してた。毎週一話ずつ感想記事上げてたので詳しくはそちらを見てほしいが、アニメとしてまとまりにくいであろう密度の高い原作をよくここまで持ってきてくれたと思う。最終話のナレーションを最後に持ってくる構成で3億点ぐらいあげちゃう。あと仮面ライダージオウが同時期にやっていたせいもあってか「原作五巻はオレたちのゴール2019」「千代田リバイブ疾風」「今の全てウソです（ﾎﾞｳｯ）桃音が地球外パワー発動！」等きらら特撮当たり屋が大量発生してて、そこから（？）まぞくに入ってファンになった方も結構見かけた。きららは敷居が結構高いように感じるので気楽にどんどん見ていってほしい。

2.私、能力は平均値でって言ったよね！

ハマると思ってなかった枠、原作全部買った。単純な話の出来ならアニメまぞくと優劣つけがたいぐらい好き。いわゆるなろう枠であるのだが、主人公メンバーの赤き誓いが、それぞれ家族に関して何かしらの事情を抱えている四人にとっての一種の家族に似た共同体として機能しているのがとても良い。主人公のマイルもお気楽だけど自己評価が低い、薄情に見えるけど全然そうでもなく、過去にはそこまでこだわらないけど今の幸せを邪魔するものは絶対に許さないといったキャラ造詣がとても好きになった。余談だがアニメと原作でだいぶ話が違うので比べてみると面白いよ（キャラの魂の矛盾は起きていないのでそんなに問題はないと思う）。

3.えんどろ～！

なんとなく見始めたオリジナルアニメ枠だが、OPの「迷子の仲間をめでたしの向こうにはおいてかないから」等全体的に優しい雰囲気の話だった。勇者の魔法の失敗によって発生した二周目のルートで魔王とも最終的に和解した時に魔王、そして勇者としての役割（ロール）の終わり（エンド）でえんどろ～！っていう回収の仕方がすごく好き。

地味に好きな枠だとガンダムビルドダイバーズリライズとかだね、まだ続きが来年の四月からだからそれを待ってる。

ではこのあたりで