ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンZ、三話までの感想

ご唱和ください我の名を!ウルトラマンゼーット!

ウルトラマンゼーット!

 

ウルトラ面白い。最高。100億点。

 

もうこれだけで終わっても良いのだが、とりあえず思ったことを書いていくことにする。

 

今作の主人公は超久しぶりの地球防衛組織に所属する主人公であり、熱血漢で嫌みのないいいキャラである、また防衛チームが中心になるので話も対怪獣をメインで話が回せる。オーブやタイガなんかだとライバルキャラやゲスト宇宙人で話を回すのが多かったのを考えると話が作りやすいのかもしれない。今作の防衛チームは戦闘機ではなく対怪獣ロボット(セブンガー!)が主戦力であり、ウルトラマンXで防衛チーム関係の商品があんまり売れなかったらしいことを考えると設定と商業展開の良い折衷案であるように思える。セブンガーの活躍も、ゴメスやギガスを倒す、怪獣災害のガレキの片付けに出動する、怪獣輸送任務…等単なるかませではなくうまく機能してるように思える。

 

次にウルトラマンについて、今作のZくんはゼロのところに無理やり押しかけて弟子入りした少し無礼なウルトラマンであり、日本語も怪しい等、なんだかんだで優等生のイメージが強いウルトラマンの中では不真面目なほうに見える。初変身シーンではそのあたりの設定を生かした軽快なやり取りで玩具の使用方法のプレゼンも兼ねた素晴らしいシーンとなっていた。

 

怪獣について、今作は宇宙から来た怪獣、地球にいる怪獣、謎の敵が使役する怪獣とバリエーションがあるらしい。小物の催促の都合上、ニュージェネでは召喚される怪獣がかなり多いのだがゴモラネロンガを見るにメダルが今のところ関係ない怪獣も普通に出てきている。解呪メダルが売れるのか若干不安ではあるが、やはり何の制約もない純粋な野生怪獣というものは良い。

 

特撮技術、ニュージェネは基本高水準でまとまったいるのだがやはり田口監督は別格であるように感じた。怪獣爆発シーンと同時に着陸するZ、ネロンガの電撃光線を地面すれすれの飛行でかわすシーンなど絵になるカットが多い。タイガで若干顕著だったミニチュアがミニチュアにしか見えない問題も今のところなく、ミニチュアと実写の合成で現実の景色として受け止めやすくなっている(ここは監督の問題なので今後どうなるかはわからないが)

 

今のところ文句のない仕上がりになっているウルトラマンZだが、今後監督や脚本家に別の方が登板するのでそこがどうなるかだと思う。あとこれだけ面白い作品を書いてくれたメインライターの方がもうこの世にいないというのは大変残念だ。今までの作品より幅広い層に浸透しているらしいので、願わくば、ウルトラの歴史に残る傑作になって欲しい。

 

それではこのあたりで