ワクワク不動怪獣日記

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漫画紹介第12回「悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~」

久しぶりの単発漫画紹介記事です。前回が去年の10月なのでかなり空いてしまいましたね…。

 

今回紹介するのは「悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~」です。長いタイトルで予想がついたかもしれませんがなろう連載小説のコミカライズとなります。

 

 コミカライズは主人公のジト目がかわいいです。重要。

ちなみに原作小説はこちら 

 あらすじは

 

生前プレイしていた乙女ゲームの世界に「悪役令嬢ユミエラ」として転生した主人公。両親からはほぼ放置に近い状態であったユミエラは暇であったのとゲーマーとしての性によりレベル上げにはまった結果レベル99になってしまう。目立たず平穏に過ごすつもりが学園入学と同時に行われるレベル測定でそのことがばれてしまい…。

 

といった内容です。世界観としては魔物が出没する剣と魔法のファンタジー世界です。

 

乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生するという設定はアニメ化もされた「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」などが有名ですが取り立てて珍しいものでもなく、一種の悪役令嬢ものというジャンルまで存在しますが、これはそれに主人公最強属性を加えたような感じですね。

 

まず主人公に関してですが、この世界では魔王が黒髪であるということから悪の象徴として黒髪が扱われている上に闇属性の魔法使いであること、そして桁違いのレベルから大半の登場人物は主人公に対して恐れや差別といった負の感情を向けてきます。しかし彼女自体の性格がマイペースなのと最悪国外にでも逃亡しようという諦めの感情もあってか、自分の扱いについて深刻に悩む様子はあまりありません。基本的にマイペースに平穏に生きようとするも、桁違いのレベルによるスペックによって引き起こされるトラブルが主な話の中心になります。そしてコミカライズでいうと1巻の終わりになるのですが、彼女の学園生活にも大きな変化が訪れます。パトリック=アッシュバトンという地方貴族の青年との出会いです。彼女は自分に対等に接してくれる彼に惹かれていくのですが…。現在コミカライズされている部分はこのあたりまでです。彼女自体も半分諦観が入っているとはいえ、自分に対する悪感情を真正面からぶつけられるともちろん傷つきます。パトリックは彼女のマイペース差が引き起こすトラブルに巻き込まれながらも、彼女が理不尽な目に合えばそこに対して怒るような、まっすぐな性格です。まあ話が進むにつれてユミエラの保護者のようになっていくのですが、高めのテンションから引き起こされるトラブルとそれに巻き込まれるパトリックやそのほかの人々のてんやわんやを見守っていく作品といえるでしょう。

 

さて、漫画紹介の本筋から少し外れますが、なろう小説はWeb連載と書籍版で内容が変わることが多々あります。多少の修正で済むものから展開そのものががっつり変わるものまでと色んなパターンがあるのですが、この作品の場合、Web版と書籍版で主要人物の顛末に大きな違いがあり、さらにコミカライズもどうやらその二つとも違うルートを辿りそうな感じがします。Web版は無料でなろうのサイトで読めるのでそちらを読んでからこちらを読んでもいいかもしれませんね。

 

それではまた。