ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンデッカー第4話「破壊獣覚醒」感想


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さびれた温泉街に突如謎の巨大カプセルが出現。中からはモンスアーガーまで出現して大混乱に、ウルトラマンデッカーもその強力なパワーに苦戦するが、期待の新装備ガッツグリフォンにより弱点の頭部を攻撃し、勝利を収めるのだった。

 

しっかりとした堅実な作風の1~3話と比べて全体的に緩めの雰囲気のエピソードであり、ある意味一昔前のウルトラマンのワンエピソードらしさがある話ですね。シミュレーションなのにピンチだと誤認して変身アイテムを出してくるデッカーや全体的に口と態度が悪いHANE2などが良かったです。また文明を破壊するための兵器としてのセールス放送を流すカプセルという発想も面白かったです。ゲストの堀内正美さんは浜野町長という役柄で登場しました。電話口のやり取りが劇場版メビウスのものだったり、浜野という名前がウルトラQザ・ムービー星の伝説で堀内さんが演じた役柄と同じ名前だったりとオマージュを感じる点が多かったですね。

 

今回登場した怪獣は破壊獣モンスアーガー、ウルトラマンダイナを代表する怪獣であり、久方ぶりの再登場ダイナ怪獣となります。デザイン画に寄せて作った新規造形だそうで、背中にダイナのモンスアーガーとはちがいトゲが一列生えているのも特徴ですね。弱点はかつてのモンスアーガー同様頭部でしたが、モンスアーガーⅡのようなシールドを即席で貼ることも可能と中々の強敵ぶりを見せました。1300年前に落下してきたとのことですが、伝承が残っている1300年前に来た赤い怪獣というのはおそらくウルトラマンR/Bのグルジオボーンを意識した設定でしょうね。今回初登場のガッツグリフォンの飛行シーンやデッカーが必殺技を決める前のカットインなどアングルが凝っているところが辻本監督らしくて良かったです。

 

それではまた