トレーナーの皆さん。
ポケットモンスタースカーレットの感想記事、システム&新ポケモン編です。
かわいい。
前回はこちら
レジェアルや剣盾のワイルドエリアでも部分的にそうでしたが今作は完全なオープンワイルドオープンワールド、レジェアルや剣盾以上に広がる世界!そこに生息するポケモン!というワクワク感はあります。シンボルエンカウントで知らないポケモンを見つけた時の興奮は剣盾以上であり、レジェアルのライドポケモンの機能を一まとめにしたようなコライドン・ミライドンに乗った冒険は非常に楽しいものでありました。しかしその一方で個人的には世界がちょっと広すぎるなあという感じでした。草原や林とかなら気にならないのですが洞窟のようなオブジェクトの少ない場所だと、だだっ広い場所にポケモンがただいるという感覚がして少し寂しく思います。ただそこを差し引いても広い世界にポケモンがいる!という感覚は間違いなく歴代最高だと思います。移動に関しては大きなバグもないのも頑張ったんだなあ…という感覚がありますね。
移動はかなり楽しい。
・テラスタル
ポケモンの結晶化現象・テラスタル、ダイマックスもそうでしたが、解像度の上がったゲームならではのシステムですね。今作はコイルの金属光沢やハブネークのうろこといったように、グラフィックの質感に力を入れている印象が強いですが、特にテラスタルは結晶状になる見た目が非常に綺麗です。
しかしウィロー博士が言うように結晶は単なる飾りではなく、そのポケモンが持っているテラスタイプに変化し技の威力が上昇、タイプ一致ならさらに威力が上昇と今作のバトルにおける重要な側面の一つであります。技の火力は上がったりタイプが変化したりするのですがダイマックスのように耐久そのものが変わるわけではないので上手く使わないと大変そうですね(他人事)。集めるのが大変とはいえ後からテラスタイプを変えられる道具があるのは助かります。
・テラレイドバトル
マックスレイドバトルと違ってリアルタイムだぜ!という触れ込みの元実装されましたがシールドの仕様がめんどくさい、入力画面が途中で妨害される、マックスレイドのバフデバフ消しは健在、そもそもなんか挙動が怪しい等ちょっとこれは…というのが正直な感想です。フリーズしたような挙動は心臓に悪いのでやめてほしい…。BGMは爽快感が凄いのでもう少し動作が安定すれば楽しくなるかな…?
・その他細かい仕様
全体的にまんべんなく剣盾より不便(なんで????)なのですが、特にボックスが絶妙に不便です。アイコンの読み込みが遅く、ポケモンを掴んだままジャンプができない証がボックス内で確認できない弄れない等、微妙にストレスのたまる仕様が多いです。剣盾より不便になってるのと本来そういう想定じゃないだろって感覚があるのでアプデやらなんやらで改善してほしい一番の所ですね。
・新ポケモン
少し厳しめの事を言ったので楽しい話題に切り替えましょう、今作の新ポケモンです。リージョンフォームにパラドックスポケモン、収斂進化、外からの災厄…等今作の新ポケモンは特に生き物としてのバリエーションが豊富で、事前情報が少なめだったこともあり新鮮な驚きが多かったです。全体的にかなり好きなポケモンが多いのですが特にいいなあと思ったポケモンを何体か紹介します。
ワナイダー
タマンチュラから進化したポケモンです。デンチュラがいるのにまたタランチュラ?と思う方もいるかもしれませんが、タマンチュラに関してはタランチュラはタランチュラでも、タランチュラコモリグモがモチーフではないかなと思います。一般的に連想されるタランチュラはオオツチグモ科のクモなのですが、タランチュラコモリグモはコモリグモ科であり別の種類のクモで毒もさほど強くありません(タランチュラという名前が付いたのはタランチュラコモリグモの方が先です)。そのタマンチュラが進化するとこのワナイダーになります。胴が長い・発達した眼等の身体的特徴と手で網を構えている様子からおそらくモチーフはメダマグモだと思われます。このクモは四本の足を使って網をかぶせるようにして獲物を捕らえる習性がある変わったクモです(日本にはいません)。このようなマイナー気味のモチーフを引っ張ってきてくれるなんて…嬉しい!(欲を言えばもう少し種族値が高ければ…)
ハカドッグ
事前に公開されていたポケモン・ボチの進化系です。ホラー風味の映像を公開してボチの無邪気かつ怖いイメージを浸透させておいて、いざ図鑑を読むと「人と関わる事なく命を落とした犬ポケモンが生まれ変わったとされる」という哀しさのある生態で涙を誘ってきますが、進化系のハカドッグは「大切に弔われたポケモンが生まれ変わった、数ある犬ポケモンの中で最も主に忠実」と非常に泣かせてきます。オンオオ…。
ノノクラゲ
ウワーーーッバケモノ!!!!!!!!!
陸上を爆走するメノクラゲというインパクトしかない見た目からまさかの無関係なきくらげポケモン。収斂進化ってそういう事じゃないだろ!!!!!!と言いたくなりますが、ウミディグダを見て勝手に収斂進化というイメージで固めた我々の負けです。進化すると火星人のようなきくらげポケモンのリククラゲになるのもこいつ…ってなりますね。単に姿が似てるだけ(ほんまか?)なので鳴き声は全然メノクラゲと違うのも好きな所です。
スナノケガワ
今作に登場したはるか昔、あるいは遠い未来のポケモンであるとされるパラドックスポケモン。そのなかでもひときわ珍妙な古代レアコイルことスナノケガワです。明らかに人工物っぽいポケモンやモンスターボール模様のポケモンがはるか古代に生息している…パラドックスとは…という真面目な考察をしているところを珍妙な四足歩行でのしのしと粉砕していきます。いやだって見た目が面白すぎる…。
他にもいろいろと魅力的なポケモンはいるのですが、キリが無いので今回はここまでにしておきましょう、準伝説はデザインもそうですが戦闘BGMもかなり良かったので仮にまだ戦ってない人はぜひ聞いてみてください。
次回からはストーリーの感想記事を書いていきます、長くなりそう…。