ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマントリガー4話感想


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トリガー4話の感想です。

地球にも存在する超古代文明の遺跡、そこからの出土品を狙うイグニスと出土品に引き寄せられるように出現した怪獣オカグビラ…。超古代文明のあらましと闇の巨人、そしてトリガーの現状を整理しつつ、イグニスの既知侵入により発生したトラブルに対処する…といった感じの設定を整理しつつも単発回に近い雰囲気ですね。前回クールでミステリアスな雰囲気で登場したイグニスが早くもギャグ堕ちしており、思っていたより悪いキャラという感じではないようですね。サブタイトルから主人公の笑顔に関しての掘り下げがあるのかと思いきや特に何もなかったので、スマイルスマイルに関してはあまり気にしない方がいいのかもなあという気持ちにもなりました(サブタイと中身が一致していない…)。あとルルイエの世話をしているときに限って闇の巨人のイメージを見ている気がするので、何かありそうですよね…ギジェラ的な…。結局出土品がどういうものかはわかりませんでしたが、闇の巨人が怪獣を使役していることと何か関係があるのでしょうか。

 

 

登場怪獣は古代地底獣オカグビラ、深海怪獣グビラが陸上生活に適応した種族という扱いでした。元のグビラと違いが分かりにくいですが背中の模様とごつごつした体表が違いということでいいんですかね。元のグビラも(水中戦の撮影が面倒という事情もあってか)結構陸上で活動できているのでそこまでの違いは感じられないですが、相変わらずのドリル攻撃や地底を掘り進んだり高くジャンプしての奇襲攻撃など確かに陸上に適応しているといった感じの描写でした。両生類と爬虫類ぐらいの適応の差なんでしょうかね。特撮面では地中を掘り進むオカグビラのシーンが迫力があってよかったですね。坂本監督のような派手さはないですが、落ち着きつつも高いレベルの特撮が披露されており文句なしです。本当にニュージェネは特撮は一級品なんですよね、あとは脚本さえ安定してくれれば…。

 

次回からは番組編成の都合か(オリンピック関係?)二週連続で特別編となります。特別編が終わると新怪獣登場回やウルトラマンZ客演回(Z以外のゲストもいるよ!)、タイガに登場した怪獣の亜種登場回等が続くそうで、このタイミングで特別編なのは痛いように思うのですがなんとか頑張ってほしいですね。人気が高かった客演回でまた爆発的に盛り上がらないかな…みたいなことは考えています。

 

それではこのあたりで、スマイルスマイル!

 

 

スーパーヒーロー戦記感想

先週の土曜日にスーパーヒーロー戦記を見てきたので、その感想です。あまりまとまってはいないかも。

 

メタフィクションとしてのニチアサ作品を扱ったという点では平ジェネforever、OQの系列に近いかもしれない。ゼンカイジャー+仮面ライダーセイバーという形だったけど話の主軸は大分セイバー寄り。本編ではあまり扱われない(扱えよ)小説家としての飛羽真先生が活躍していた。鈴木福は案の定若い頃の石ノ森章太郎先生だったけど、デカマスター仮面ライダーゼロワンといった、自分の書いた作品から派生して生まれたキャラクターを見ても、仮面ライダー1号やゴレンジャーが発想できないのは面白いと思った。仮面ライダー1号やゴレンジャーから続いていく正義の系譜、そこには仮面ライダーセイバーを筆頭に石ノ森章太郎先生が亡くなった後にも生まれたヒーロー達もいる。敵のアスモデウスの目的はヒーロー達を一つの物語の中に収めて、それを見た石ノ森章太郎先生自体に自分の思い描いたヒーローじゃないと認識させて、まとめてこの世から消させる事(という解釈を私はしている)。でも飛羽真先生の正義も悪も内包した石ノ森章太郎先生にしかできないヒーローを描いてくださいという願いによってこの世に生まれた仮面ライダー1号とゴレンジャー、そしてそこから確かに皆生まれてきたのだ。アスモデウスは「こんな幼稚なものに意味なんかない!」と吐き捨てるが、そこで介人が「意味がなかったら、こんなに続くわけないじゃん!」と即座に反論する。この言葉は救いだと思う、アスモデウスのような言葉を実際に投げ掛けられたことのある人や、後ろめたさを感じる人に対する救いだ。小説家でも漫画家でもない五色田介人にだってすぐわかる事だという風に直ぐに真っ向から反論してくれた事が、私にはとても嬉しかった。仮面ライダー1号である本郷猛(ほぼ藤岡弘、と化しているが…)が「先生…!!」と石ノ森章太郎に思いを伝える場面、後に生まれたヒーロー達にエールを送る場面も藤岡弘、の凄まじい演技力(圧に近い)によって感慨深い場面になっていた。

 


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飛電或人、令和の象徴とまで言われたヒーローであるので、令和の時代を生きていない石ノ森章太郎先生に見せるヒーローの一人としては妥当なチョイスなのだが、うろ覚えでキャラを再現したような怪しい雰囲気になっている(セイバーの前なのに!?)

 

 

…とまあここまで比較的肯定的な意見を述べてみたが、いい場面とこれはひどい…となる場面が交互に襲ってくる変な映画であった。ロゴを映しながらの歴代ヒーローによる大乱戦シーンは、似せようという努力も感じられないヒーロー達の決め台詞botと化し、たまに「核のムゥチ!」「百万倍の好奇心!」「ソードベントだ!」等歌詞だったり本編で聞いた覚えのない台詞を放つ連中もいてかなり頭が痛かった、ライブラリ音声とか…使わないんですか?あとセイバーによくみられる「いい話をしているが絵面がこの世の終わりみたいになってるシーン」の極みのような大人ルナと賢人ととのシェアハウス映像は一種の恐怖すら覚えたし、背景の合成がかなり歪んでたりと話に集中できなかった。戦隊も戦隊サイドで何の説明もなくアキバレンジャーギアを使い始めるし心の中で大笑いしてしまった(今回の映画で使った歴代戦隊ギアこれだけだよね??)。


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セイバー特有の真面目にやっているのだが出力された絵面がおかしいシーン。中央の畳がやたらプルプルしているので気がつかなかった人はもう一回見てほしい。

 

 

アスモデウスも急にオワコンだのモチーフ被りだのネタ切れだのメタ極まりない台詞を捲し立てたかと思えば、いきなり乱入してきたリバイ&バイスにボコられ、巨大化したものの戦隊側の巨大戦力に蹂躙されるという最期を辿った。

 

さてサプライズで用意されていたほぼ1話分の仮面ライダーバイスパート、ガピア星人サデスやデッドプールを連想させるような陽気な悪魔バイス仮面ライダーリバイのコンビでスタートを切るという点ではかなりの高得点だと思う。悪魔との契約→契約印→ハンコ→LINEスタンプの連想ゲームもよく考えられていた。二作連続で脚本面に難ありという印象なので面白くあってほしい。脚本が面白くないとおそらくすごく寒い絵面になるだろうから…。

【日記】らくがきがだいすき【2021.7.25】

タイトルどおりの話

 

私はまあ絵を描くのは好きな方なのですが、上手い絵を描けるわけでもなく、一枚の絵に時間をかけるような根気もないので落書きの枠に留まるようなものが多いです。描きたいときにふらっとサラサラっと描いて適度に欲求を満たす…そんな感じです。


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気が向けばこういう模写もどきのような事もするのですが、基本的には10分もかからないようなさらっとしたものばかりです。


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こういうのです(何?)

 

まあそれでもカラーで仕上げてる人とかを見てるとそういうお絵描きのソフトとか使えば同じくらいの労力でもまあまあなものが出来るんじゃないかなあと思い始めてます。そういえば俺が最近力入れて描いた絵ってなんだっけ…

 

 


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…うむ!

 

短いけどまあこのあたりで

なんか安価でいけそうなデジタル作画環境あれば教えてくれると喜びます。

 

 

 

ウルトラマントリガー3話感想


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トリガー3話の感想です。

 

話としてはトレジャーハンターイグニスとヒュドラムのお披露目回。イグニスもヒュドラムもこちら側としては突然現れた敵性宇宙人なので正体が誤解されるという展開は少し意外でした、イグニスとヒュドラムが顔見知りで、お宝にしか興味を示さないと思われたイグニスが怒りをあらわにしたところを見るに、イグニスの種族を滅ぼしたとかそういう感じでしょうか、イグニスへの親しみやすさも感じられてそこはよかったと思います。闇の三巨人もどういう力関係なのかがわかってこれからが本番…というかキャラのお披露目が終わったので掘り下げに力を入れてほしいですね。次回予告を見る限りケンゴが笑顔にこだわる理由が次回にわかる感じでしょうか。

 

特撮面では主にガッツファルコンと初登場のトリガースカイタイプ、ガゾートとヒュドラムの空中戦・スピード戦が主な見どころでした。カメラワークをグングン切り替えてのガッツファルコンの空中戦等、ティガの時代からの技術の進化が見られていい感じでしたね。

 

今回登場した敵は変形闇怪獣ガゾートと俊敏策士ヒュドラム。クリッターへの言及や普通のガゾートとは違うという台詞を見るに、ティガに登場した変形怪獣ガゾートも普通に存在する中でヒュドラムに使役された怪獣が今回のガゾートといったところでしょうか。友達やクリッターという単語はまあティガのガゾートの設定ではあるのですが正直トリガーでのガゾートの理解にはそれほど関係ないので、ん?となるくらいなら出さなくても良かったかもしれません。役割もべムスターあたりで代用できそうな感じですがまあせっかくスーツあるならガゾート出してもいいんじゃないかなとは思います。ガゾートの設定面で話作るとどうしても二番煎じになりそうですし。ヒュドラムは策士を名乗っているもののキレやすいやつというわかりやすいキャラクターでした。トリガーが喋らないのである程度の神秘性を保っている一方、闇の三巨人はアニメキャラのようなわかりやすい性格付けなのも面白いです。

 

 

それではまた

ウルトラマントリガー2話感想


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ウルトラマントリガー2話の感想です。

今回からOPが入りましたね、タイトルの出方はティガを彷彿させますが、OP自体はニュージェネの雰囲気が強い爽やかな感触です。

 

主人公のケンゴくんはGUTSセレクトに入隊、いうなればGUTSセレクトの各メンバーのお披露目回です。筋トレバカやクールからの人格豹変者等、各メンバーのキャラ付けがかなりテンプレ臭を感じましたが、ギマイラ戦、ダーゴン戦2回、ガッツファルコンお披露目等そもそものやることが多い回であったのでまあ仕方ないのかもしれません。3話もヒュドラムとイグニスにガゾートといいかなり詰まっているので、4話以降の方向性ですべて決まるような気もします。個人的にはアキトくんの主人公への反発心をもう少し引っ張ってほしいかなと思いました。「ユナを守りたい」と「皆を笑顔にしたい」、光の巨人としては後者がふさわしいのかもしれませんが、感情移入しやすいのは前者ですからね。主人公のキャラが決め台詞が少し浮いてて実感が伴わないので今後何とかしてほしいところ。

 

特撮面は相変わらず圧巻の一言、前座のギマイラ戦でも相手にとびかかるカットの迫力もすごく、ダーゴンが降り立った後のクレーターのようなセットや、ビルの前で取っ組み合いをしながらビルの内部をカメラが通ってそのままビルを突き破るカット等相変わらず高い撮影技術をサラッと披露してくれています。水中戦をセット組んでやるのも久しぶりなのではないでしょうか。また今回お披露目されたウルトラマントリガーのパワータイプですが、インナースペースでの変身ポーズのあと、ティガのように体色が変わる形態変化をしてから体の形が変化するという、バンクではないフォームチェンジを披露しました。デラシウム光流も技名を叫ばずに披露したところといい、ニュージェネの技術と平成三部作の表現の融合といった感じがして面白いですね。それにしても筋肉ムキムキのやつがクソデカい鋏を突き立ててくるのおっかない…。

 

登場怪獣はタイガや80を苦戦させた吸血怪獣ギマイラ、そして闇の巨人の一人、剛力闘士ダーゴンです。ギマイラを結構あっさり倒したあたり、トリガー自体はかなり強いウルトラマンなのかもしれませんね。ダーゴンは劇場版ティガのダーラムのオマージュキャラクターですね、鎧が近代的になっているせいかタイガフォトンアースあたりを連想させます。卑怯を嫌う武人といった紹介をされていましたが、ギマイラ戦で疲弊したトリガーを容赦なく襲ったり、トリガーをおびき出すため無差別攻撃を始めたりとやはり闇の巨人のようです。

 

さて特撮面は文句なしに素晴らしいが話のほうが少し…といういつものニュージェネレーションウルトラマン(超失礼)のようになってきましたがまだ2話、気楽に付き合っていきましょう。

 

心からの笑顔を見せてくれよ、スマイルスマイル!

ウルトラマントリガー1話感想


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新しいウルトラマンが始まったので毎週感想をあげていこうと思います。

ウルトラマントリガー、NEW GENERATION TIGAとあるように、発表された時に設定などにティガの影響が色濃く感じられる第一印象でした。メイン監督の坂本監督によるとティガの続編やリブートではなくティガの要素を持った新しいウルトラマンにしていくということ。ティガは配信関係が非常にめんどくさい状況で本編視聴手段が円盤以外存在しないのでジェネリックティガが欲しいのではないかという不安もありますがこれなら大丈夫ですね。

 

 

 

ウルトラマントリガー!(思いっきりティガを意識した子供の声のタイトルコール)

 

 

 

うむ…!

 

 

 

第1話、火星で植物学者をやっている主人公がトリガーになるまでの話でしたが、シズマ財団のお偉いさんや主人公の言葉が全体的に概念的でフワフワしており、戦う動機付けにしては弱いかなあと感じました。夢に出てきた巨人から攻撃されていたのにとっさに石像を守ろうとするのはん?と思いもしましたが、目の前に現れたわけのわからない女が急に何かをぶっ壊そうとしたら止めるかな…怖いけど…。変身経緯の都合でトリガー=主人公だと知っている人物が結構いましたが、なんとなくトリガーになるように仕向けたんじゃないかなあとも思えて、防衛チームに入隊する次回以降も見て様子見といった感じですね、まだ判断には時期尚早ですし。

 

特撮戦闘面はさすがの坂本監督といったところ、ウルトラマンZ&ジードVSスカルゴモラでも見せたアクロバティックなカメラワーク、泥まみれのプロレス戦、派手なナパーム爆破…そして久しぶりに人形爆破が見れたのがうれしかったですね。メビウスが最後だったので本当に久しぶりの表現です、サークルアームズを地面に突き刺してからのゼペリオン光線のカットもカッコよかった。あとニュージェネウルトラマンでは珍しく戦闘中に喋らないタイプのウルトラマンのようですね。私は正直どっちでもいいのですが、喋るウルトラマンの方に慣れていたので新鮮に感じます(チャンネル登録の画面でも喋らないのでシュールになってますが…)。

 

今回登場した敵は闇の巨人、妖麗戦士カルミラとゴルザとメルバが合体したような怪獣・超古代闇怪獣ゴルバーの2体。ティガのファイナルオデッセイで登場したカーミラをイメージしたキャラ…というかほぼそのままですね(仮面ライダーフォーゼのアクマイザーやキョーダインとかそんな感じ?)。ゴルバーはすでにファイブキングやトライキングがいるのでメンバーが脱退して解散寸前のバンド感も出てますが、地面にもぐったりしてるのはティガ1話のゴルザを思い出します(翼めっちゃ邪魔そう)。造形やよく見るとトライキングとはかなり違うので見比べてみると面白いですよ。

 

それではこの辺りで、スマイルスマイル!

 

 

仮面ライダーゼロワンについての私感その1


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うん。

 

まあ…普段散々擦り倒してるしそろそろまじめに向き合うか…って思って時間があったしまとめでもしようかなと…。たぶんライダーとしては好きなほうに入ると思います(最低でも半分よりは上)。

 

 

人工知能搭載人型ロボットが人々の仕事をサポートする新時代…。そんなフレーズからこの番組は始まった。エグゼイドのPと脚本タッグ、ゴーストの音楽、ルパパトの監督…エグゼイドとルパパトが好きな私には期待するなという方が難しいほどの夢の布陣だった。前作のジオウが「令和の象徴!」とハードルを勝手にぶち上げるのにふさわしいと思った。まあ話の総括はバルカンバルキリーを見終わってからする(その2を予定)として、現時点でもいくつか軽く話しておこうと思う。

 

 

・ゼロワン用語について

仮面ライダーゼロワンは独特な単語の使い方をする場面が多い。「シンギュラリティポイント」「正のシンギュラリティ」「悪意」などが代表例だろう。まずシンギュラリティという単語は技術特異点と和訳されるものであり、そもそも正や負の方向性を持つものではないし、ポイントをつければ技術特異点点となり、頭痛が痛い感じになってしまう。そして「悪意」、劇中では人間の悪意という形で頻出するが、使われ方がなかなかダイナミックであり、油断すると仮面ライダー滅アークスコーピオンのライダー説明「悪意の攻撃力を極大化させた」で頭を抱えることとなる(一般的な悪意には攻撃力の概念は存在しない)。要するに既知の単語であるが劇中で独自の意味が付与されているということだ。シンギュラリティはまあ「自我の獲得」、悪意はウルトラマン80のマイナスエネルギーに近いものという形で何となくとらえていた方がいいと思う。このあたりの既知の単語と意味が近いようで微妙に違う点は話の理解の上で物事をややこしくする原因の一つだと思う。その最大の例が「仮面ライダー」なわけだが、これはバルカンバルキリーでも扱われそうなのでまたそちらを見てからにするとしよう。

 

・ヒューマギアは夢のマシンなのかについて

 

 身もふたもない言い方をすれば、人間が仕事をしたくない!という欲求から生まれたのがヒューマギアである。現実でも人間ができないこと、やりたがらないことを機械にやってもらうことは多く、人間の代わりに働いてもらうなら人間の形になるのもまあ自然な発想だろう。ただヒューマギアにはいくつか問題点がある。まず安全性、ヒューマギアそのものが機械である以上人間より基本性能は上なわけで、そこからハッキングからの怪人化されて反逆してはたまったものではない。劇中では悪意によって自発的に怪人化している例もあり、社会生活のためにはこの点はなんとしても解決してもらわなければならない。そして最大の問題が自由意志の獲得である、劇中では心、夢とも表現されることもあったが、もともとヒューマギア自体が一定の目的をもって作られたものであり、その役割を全うすることに喜びを感じるうちは微笑ましい(劇中でもそれが喜ばしいこととして扱われていた)が、本来の役割と違うことを望めばどうなるか、育児型ヒューマギアがテロリストになるという極端な例だと治安維持のもとに鎮圧できるが、これが漫画が描きたい、俳優になりたいと言い出した場合どうなるか。ヒューマギアの購入者にもよるだろうが、例えばバッティングマシンが「もう打たれるのは嫌だ!!!」とバッティングセンターを飛び出して野球をやるようになったら、普通は怒るだろう。そもそも購入する側はヒューマギアに自由意志なんかないほうが都合がいいわけであり、誰も好き好んで異種族共存の問題なんか考えたくないわけである。ヒューマギアは人間が作ったものである以上、ファンガイアと人間のような異種族共存の土俵に上げることは少し無理があるように思う。ここで私が注目したいのがザイアスペックだ、ザイアスペックは劇中ではヒューマギアの競合製品のように登場したものの、冷静に考えると単純に労働人口を増やせるヒューマギアと個人の能力を底上げできるザイアスペックでは求められる場面が微妙に異なる。お仕事五番勝負の消防士編ではザイアスペックとヒューマギア間でデータのやり取りをする場面があり、ここが解決の糸口なんじゃないかと思う。要するにザイアスペックをつけて人間が頑張り、ヒューマギアと協力して仕事をするという互いのリスペクトを高めあうような関係を作れればいいと思うのだ。人間だってヒューマギアだって一生懸命頑張っているやつがいる、働きたくないやつがいる、いいことをすれば褒められる、悪いことをすれば捕まる…。このような感じでお互いのスペック上の差異を埋めたうえでのリスペクトが、完全な解決にはならないにせよ、ヒューマギアが独立した意思を持つ集団になった場合のお互いのための選択なのではないだろうか。…まあそもそもゼロワン世界のヒューマギアの普及度がいまいちわからないのでそこは場合によって変わるけど…。

 

 

 

・インタビュー諸々について

 私はエグゼイドで言う所の医者がAIで、ゲームがお仕事に相当すると思っていたのだが、制作陣は逆で医者がお仕事、ゲームがAI相当だと認識しているようだった。ここまで認識がずれていればそりゃ違和感は出るという物だろう。しかしエグゼイドのゲーム要素はバトル演出の彩や、ゲームクリエイター、ゲーム内の敵キャラというロールからゲームを商品としてしか見ていないクロノスに対抗するという上手い結びつきとしても働いていたように思うのだが、ゼロワンの場合はどちらかというとヒューマギアの人権、個体ごとの尊厳を考えるとノイズになっていた気がする。また脚本の高橋氏が脚本家インタビューで「テーマ以外のものは描かない、与えられたテーマとモチーフを深く掘る」という答えをしていた(YJ×脚本家スペシャルインタビューより)が、狭く深く掘ったテーマでやり方をミスるとリカバーが効きにくいな…問うのは感じた。全体的に感じた役割以外のキャラクターの遊び、愛嬌の少なさもここから来ているのかもしれない。

 

 

 ・戦闘面について

 もちろんゼロワンが好きである以上、明確にここは好き!!!な点もある。仮面ライダーの中でも戦闘面の描写に関しては文句なしにかなりの高水準でまとまっていたと思う。シャイニングホッパーのファンネル攻撃、エデン戦のメタルクラスタのメタルバッタ攻撃や乱戦の中で相手のキーをジャックライズし反撃に転ずるサウザー等列挙すればかなりのお気に入り描写があった。アニメやゲームのようなエフェクトとアングルをバリバリに使用した戦闘シーンは見ごたえがある一方でこういう戦闘シーンになると小物アイテムをあまりうまく使えていない所は明確な不満点の一つであったものの、ライジングホッパーやゼロツーといった小物にそれほど頼らない形態の戦闘ならそう目立たないと、全体的に見れば間違いなくトップクラスに入ったと思う。ドラマパートがいいに越したことはないのだけれど、いいドラマが見たければ普通のドラマ見ればいいだけの話で、私が特撮が好きな点は戦闘描写でありそこに重きを置いてるので、ゼロワンはその点ではかなり楽しめた。VSエデンの、スペックではゼロツーより劣るのでメタルクラスタだと格闘戦では苦戦するけど、メタルバッタでナノマシン再生を阻害し逆転する流れはBGMも相まって全ライダー戦闘シーンの中でもトップ3に入るぐらい好きである。

 

 

 

 

話やキャラのまとめに関してはVシネが出てからまとめも追加して話すよ。

それじゃあまた。