ウルトラマンレグロスファーストミッションの感想です。ギャラファイの番外編として、新しい物語の始まりとして、娯楽作品として非常に楽しいものでした。
ついに復活してしまったレイブラッド星人。光の国に攻め入ったり、ギャラクシークライシスというウルトラの歴史でも最大規模の事件を引き起こした大悪党ですが、映像作品で直接敵対することになったのはウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEOのみだったので、ここでまた拾われることになったのは嬉しいです、大怪獣バトルが私は大好きなので…。今回はレイバトスを依り代に蘇り、ブラックキング・ガンダー・ギエロン星獣・ダリーを従えレグロスに襲い掛かりました。ガンダーはセブンガーファイトでも見たので驚かなかったですがさすがに宇宙細菌ダリーが出てくるとは思わなかったのでひっくり返りそうになりました。パワードが「まさか巨大化した宇宙細菌と戦うことになるとはな！」と言っていましたが、私も令和になってウルトラマンパワードと宇宙細菌ダリーが戦う場面を見るとは思ってなかったです。
今回はレグロス以外の主要ウルトラマンが全て海外勢という凄い面子でしたが、パワードの押し出しアクションやグレートスライサー等のそれぞれの戦闘シーンも良かったですね、USA組までギエロン星獣の事を認知していて気にかけていたのは驚きました。宇宙の辺境の惑星で起きたたった一つの事件もちゃんと覚えて伝えているんですね…。
そして相手の切り札として投入されたのは宇宙戦闘ロボットウルトラマンシャドー！レグロスのコスモ幻獣拳に対してパワーで強引に突破するような強さを見せたのが良かったです。リブットが無事帰還し、リブットVSにせウルトラマンとレグロスVSシャドーの巨人同士の戦いがNow or Never！に乗せられて繰り広げられたのが良かったですね、ここのレグロスのアクションがめちゃくちゃ決まってて好きです。
さてレイバトスは倒したもののレイブラッド星人は復活したままどこかへ行ってしまいました。アブソリューティアンの仕業にしても素直に協力どころか脅威にすらなりうる存在で、危険性は出来るだけ排除するタルタロスの行動にしては不自然ですがどうなるのか、今後の期待と楽しいサプライズもありのアクションヒーロー活劇を両立した良い番外編でした。
