ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンデッカー第10話「人と怪獣」感想


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街に現れては怪獣を倒して去るという謎の行動を取る正体不明の怪獣。真相究明の中、この怪獣が操られている可能性に至ったガッツセレクトはかつてのカイザキ副隊長の恩師のシゲナガ元室長が関わっている事を突き止める。シゲナガはかつて自分の発見した怪獣に様々な怪獣の細胞を掛け合わせて自在にコントロールできる怪獣ネオメガスを作り出したのだ。ウルトラマンデッカーすら圧倒するパワーを見せたネオメガスだったがガッツホークとの連携によりこれを撃破、怪獣と人間との関係は支配するか滅ぼすしかないと語るシゲナガに、それでもできることをやっていくと宣言するカイザキ副隊長だった。

 

人と怪獣の共存は非常に難しいテーマで、友好的な怪獣が多いコスモスやスパークドールズ化のできるX世界以上にこの世界では悩ましい課題です。エタニティコアによる影響もふれつつ、開発により出現した怪獣とその開発も必要に迫られてやっていることだ…と安易にどちらかに非があるという結論を出さず、可能性を模索していくという方向性で固めたのは好印象です。それにしても平成ウルトラマンにはよくいた野生のマッドサイエンティストもニュージェネではあまりいなかったので新鮮ですね。デッカーの手に乗るカイザキ副隊長とネオメガスの手に乗るシゲナガ。あくまで平気でしかないネオメガスとカナタという人間であるデッカー、そして彼に協力する仲間たちという対立構図が非常に決まっている回でした。

 

今回登場した怪獣は新創獣ネオメガス、海獣キングゲスラ、岩石怪獣サドラ(死体)でした。ネオメガスは誕生や造形が明らかにウルトラマンダイナに登場したハイパークローン怪獣ネオザルスのオマージュ怪獣(ビームSEや鳴き声も同じ)ですね、ネオザルス同様非常に強力な怪獣でデッカーを圧倒しました。キングゲスラやサドラは「激闘!怪獣島」のクローンシルバゴンやクローンシルドロンのようなポジションだったのかもしれませんね、キング族だし鋏あるし。ガッツホークと合体しデッカーストロングタイプのスピードを補うという魅せ方はCGモデルの戦闘機だからこその演出でとてもかっこよかったですね。

 

それではこのあたりで。