ワクワク不動怪獣日記

ウルトラシリーズとかポケモンとか @hooringa ←Twitter

【雑談】ポケモンずかんぐだぐだ話【カントー編】

皆さんこんにちは。

 

今回から始まるのはポケモンずかんに関するぐだぐだ話。二つ名やポケモンのモチーフ、図鑑説明文についてぐだぐだ突っ込んでいこうというだけの突発企画記事。ツイッターではたまにこういう話で盛り上がることはあるんだけどちょっと纏めてみようみたいな?

 

知識不足による無知をさらすだけかもしれないけどそこは…大目に見てね!

 

ちなみにポケモンの公式データを確認したい場合はポケモンずかんのサイトが便利。

zukan.pokemon.co.jp

 

 

 

じゃあ早速見てみよう!

 

 

 

No.003 フシギバナ たねポケモン

zukan.pokemon.co.jp

花咲いてるだろ。

フシギダネ系列のポケモンはみんなたねポケモン。動物モチーフはカエルらしいがなぜかたねポケモンと言い張っている。ちなみにほかのたねポケモンにはヒマナッツがいる、こちらは納得しやすい。

 

 

No.008 カメール かめポケモン

No.009 カメックス こうらポケモン

zukan.pokemon.co.jp

まあ…間違ってはいないのだが…。カメックスになるとなぜこうらに注目を…?大砲生えてきてるよ…?ちなみに他のこうらポケモンにはカブトとカブトプスが該当する、プロトーガではない。カブトガニのこうら…?

 

 

No.048 コンパン こんちゅうポケモン

zukan.pokemon.co.jp

分類を諦めないでくれ。確かにじゃあ何の虫?と言われれば困るが…仮面ライダーの顔に手足の生えた何か…何だろう…進化したら蛾になるから蛾の幼虫なのかもしれないけど触角ないんだよね幼虫には。結構な割合で小さな虫を捕獲して食べることが図鑑に明記されている。一応現実の蛾や蝶の幼虫にも一応肉食性のものは存在する(ゴイシシジミの幼虫がアブラムシを捕食する等)けどほとんどいない。

 

 

No.54 コダック あひるポケモン

No.55 ゴルダック あひるポケモン

zukan.pokemon.co.jp

絶対違う!絶対アヒルじゃない!かものはし!羽すら生えてない!

ゴルダックリーフグリーンなんかの説明文だと河童と間違えられることもあるらしい。河童とか座敷童とか、ポケモンの世界における妖怪ってどういう扱いなんだろう。う…。ちなみにコアルヒーはみずどりポケモンである、なんでだよ。

 

 

No.060 ニョロモ おたまポケモン

No.061 ニョロゾ おたまポケモン

No.062 ニョロボン おたまポケモン

zukan.pokemon.co.jp

カエルモチーフでずっとおたまじゃくしなことある????

少し目つきが悪くてガタイのいいニョロゾニョロボンどう見分けるんだろう…とかどうでもいいことを考えてしまう。普通手足と尻尾のなくなったオタマジャクシはカエルなんだが…。金銀でニョロトノが追加されている。ほかのカエルポケモンだとオタマロ系列のように順当にオタマジャクシ→カエルをたどるやつ、グレッグルのように最初からカエルのやつと色々いるけど、カエルの変態についてフォーカスするか、ヤドクガエルという生き物についてフォーカスするかとか、そういったモチーフのスポットの当て方なんじゃないかなあと思ったりする。

 

No.080 ヤドラン やどかりポケモン

zukan.pokemon.co.jp

絶対違う!絶対ヤドカリじゃない!

尻尾もシェルダーの原型からだいぶかけ離れていたりといろいろ言いたくなるポケモンポケモンの元ネタがウルトラシリーズに関わっている事を考えると、快獣ブースカ帰ってきたウルトラマンに登場するやどかり怪獣ヤドカリンあたりに影響を受けてそうな気がする。初代のポケモンはなんというかモチーフ以前にモンスター!っていう感じのやつが多くて、後の世代の同じモチーフのポケモンに比べるとだいぶ離れたデザインをしていることが多いかな(ヤドランとイワパレスディグダモグリューとか)。

 

 

No.121 スターミー なぞのポケモン

zukan.pokemon.co.jp

分類を諦めないでくれ、ヒトデマンはほしがたポケモンだったろ。

地元でうわさされていることで有名なポケモン。なお初代図鑑のころは「宇宙生物ではないかと疑われている」だったが、ムーンの図鑑だと「宇宙からの侵略者ではないかと疑われている」という風に疑心暗鬼が加速している。何があった。

 

 

 

まあパッと思いつくのはこんなところ、初代ポケモンの図鑑はまだ世界観が固まりきってないところとか、モチーフ以外の怪獣っぽさなんかもあって独特な雰囲気が出てるように感じる。気が向いたらジョウト編以降も書きます。

 

それでは

ウルトラマントリガー5話「アキトの約束」感想


www.youtube.com

 

5話の感想です。

 

冒頭から破壊暴竜デスドラゴが出現、この怪獣は人類の前に初めて姿を現した怪獣であり、アキトの両親の仇であるとのこと、アキトは冷静さを失い住民の避難より怪獣への攻撃を優先してしまう。トリガーが一度交戦するも引き分けに終わり、その後隊長から謹慎を言い渡されたアキトでしたが、ケンゴとの会話で大切なことを思い出し、再びデスドラゴとの戦いへ…といった話。ケンゴもアキトやユナと対話をして寄り添い、そのうえで激励するという流れだったので、スマイルスマイル!のゴリ押しで進まないかと少し不安だったので安心しました(いきなり白い花を渡すのはやっぱりずれてるな…とは思いますが)。また闇の巨人ダーゴンがユナやアキトの奮闘(ビンタ)で人間に対して何かしらの感情の変化があったように描写され、先もわからなくなってきましたね。そしてデスドラゴ初出現の資料映像にウルトラマンティガに登場したガッツウイングが確認されたり、「人はみんな光になれる」という旨のセリフを発しているところを見るにシズマ・ミツクニさんはティガの世界を何らかの形で経験しており、その知識をもとにガッツセレクトを設立したと考えるのが自然なところでしょうか。

 

今回登場した怪獣は、新怪獣!破壊暴竜デスドラゴ。6年前に出現したときにガッツウイングの攻撃で片方の角が折れており、二戦目ではカルミラにより闇の力を与えられパワーアップを果たしました。個人的には両角そろっている姿をもう少し見たかったのでパワーアップの時に一緒に生えてきてほしかったなという気持ちがあります。体の造形にほぼ一致している部分が見受けられたのですがタイガに登場したヘルべロスの流用なのでしょうか。ケンゴの「そうか!」の後の流れがいまいちわからなかったのですが相手の攻撃をスカイアローでいなし(or吸収し?)反撃したということでいいんでしょうかね。こういうタイプの怪獣はパワータイプで倒しそうだなと思ったのでスカイタイプで倒したのは意外でした、特撮技術力の進歩かスカイタイプの空中殺法も出番が多くていいですね。

 

さて次回はサタンデロスという謎のロボットが襲来、予告を見る限りヒュドラムがちょっかいをかけてくるみたいですが、闇の巨人をレギュラーかつ毎回襲撃をかけてくるようにすると決着のつかないバトルが増えるのと尺がとられるので、なんとか気持ちよく見られるようにしてほしいなという気持ちがあります。

 

ではこのあたりで

スマイルスマイル!

ウルトラマントリガー特別総集編②「宇宙を翔る英雄」感想


www.youtube.com

 

今回の総集編はウルトラマントリガーの各タイプの特徴とそれに似たウルトラ戦士の紹介、そして闇の巨人と過去作に登場した闇の戦士の紹介パートとなります。まずはマルチな戦い方(フォーム名に合わせるためにこういう呼ばれ方するの地味に好き、マルチな戦い方って何?)をするマルチタイプの紹介としてタイガやZの紹介、パワータイプの力主体の戦士としてタイタスやベータスマッシュの紹介、スカイタイプのスピーディーな戦い方の例としてフーマやブルウインドの紹介がされていました。またZとトリガーの共演回の先出映像として、ギルファスの剣を持ったバロッサ星人と戦うトリガーとZの映像が流れていました。闇の巨人の類似例としてトレギアやタルタロスも紹介されていましたね、タルタロスは引き際がいいというか…相手が悪いかやり方がせこいというか…。

 

そもそも本編をまだ4話しかやってなかったので総集編というより普通の列伝枠に近いものとなっていたデバンチャンネルですが、まあ終わってみるとトリガーが終わった後の列伝枠として再利用するのもいいかなと思いました。マルゥルあたりと並べるとデバンのスーツの傷みが目立ちそうなのでどうかな…とは思いますが。

 

さて来週からは本編再開、アキトの過去、新怪獣デスドラゴにちらっと映ったガッツウイングらしき機体などいろいろ気になる要素が見受けられるので、スタートダッシュでブレーキがかかった分取り返してほしいものですね。

 

では短いですがこの辺りで

スマイルスマイル!

 

【日記】限りなくどうでもいい近況報告【2021.8.12】

文字通りの記事だよ。

 

まあ簡単に言うと自分語りです、許してね。

 

 

    現在適応障害と診断されたので病気休暇中であります。ゆっくり静養するぞ…と思っていたのですが家族の入院やそのための説得などで精神ゲージを大分消費して結構疲れました。病気で休んでるのに介護一歩手前みたいなことをやっていたので「俺は何を…?」みたいな気分になってました。何とか話は進んだので今度は休めると思います。皆も気を付けて生活しような。あとワクチンの2回目の摂取が終わりました。1回目は腕が痛いぐらいだったのですが、2回目は翌日に熱が出ました。たぶん熱出るの6年ぶりぐらいだったのでまあまあしんどかったですね、それでも賞味期限が5年前に過ぎた味噌汁を間違えて飲んだ時よりは大丈夫でした(間抜け)。まあしんどいので解熱剤を飲んだのですが、ぼーっとし過ぎてたせいで普通に薬を飲む分量を間違えてクソ焦ったので皆は飲む量に気を付けてください(間抜け)。1日たつと熱は引きました。注射そのものは全然痛くなかったのが救いですね。

 

 そして最近は何をしているのかというと、いきものの捕食動画を見ています。ムカデがハニーワーム食ったり、雷魚がザリガニ食ったりとかそういうやつですね。一口に捕食といっても丸呑みや咀嚼と生物によって個性がありまして、私は特にムカデやカメの捕食が好みです。カメなんかは何でも美味しそうに食べるので見ててなごむんですよね(たまたま水槽に落ちた虫とかも食べてるし、水草をセッティングすると5分でなくなる)。またザリガニがハサミを振り上げつつもハリセンボンやタコ等になすすべもなく食われる様子とかも好きでよく見ています。明らかに二つ以上の嗜好が混ざってますが気にしないでください、皆も多かれ少なかれ持っている感情のはずです、そうでしょ?、そうだよ(同調圧力)。昔はヒキガエルを飼っていて、近所でとってきた虫や通販で買ったミルワームなどをあげていましたが、食べるときのベロの音?(ペッみたいな音)がいいんですよね、あと両生類に懐くとかいう概念があるのか知りませんが、掌に載せるとそのまま大人しくしていたのもかわいかったですね。残念ながらスマホを買う前に亡くなってしまいあんまり写真が残ってないのですがとてもかわいい子でした。

f:id:hooringaX:20210812231659j:image

また生き物を買いたいという気持ちもないわけではないのですが、世話やスペースの問題があってなかなか手が出せません。ちなみに気分転換のつもりで世話をしていたモウセンゴケ君は普通に枯れました、かなしい。

 

 あとソフビの撮影・塗装やプラモ作成なんかにも手を出したいなと思っているのですが、塗装の方は現在ガンダムマーカーレベルで止まってて、プラモはそもそも買いたいやつが買えない(おのれ転売野郎…)などもあって停滞気味です、ガオキング買いたかったなあ…(あまり発売日を気にしてなかったので気が付いたら品切れしてた)。こう…ふらっと新製品が買える!みたいな環境戻ってきてほしいですね…。

f:id:hooringaX:20210812231623j:image

再塗装したいソフビの一つ。不動怪獣ホオリンガ。ウルトラマンXに登場した怪獣で、私のツイッターアカウント名の元ネタでもある。なお特にめちゃくちゃ好きというわけではない(おい)

 

    そういえばXに登場した怪獣の方の名前をサーチしてる人からしたら俺のアカウントめちゃくちゃ検索妨害だよな…って思ってるけど、アカウント名がほぼ落ち着いてしまったからもうあんまり変えれないんですよね…(昔は黄色いバカンスとか惑星ロボ大決戦!みたいにコロコロ名前変えてた)。まあそういう人はブロックとかしてください。

 

 あとはなろう小説、「サイレント・ウィッチ」っていうめちゃくちゃ面白い作品を見つけてテンション爆上がりなのが続いています、今も外伝が更新中だしコミカライズも始まってノリに乗っている作品なので皆も読んでみるといいですよ。あと「私、能力は平均値でって言ったよね!」っていう推しの作品のメインメンバーが全員死ぬつもりで戦場に向かっているところで止まっています助けてください。「いやなんだかんだで全員生き残るでしょ…」と思いたいのですが、同じ作者の別作品で「主人公以外のメインメンバーが全員いなくなる(もう出ない)」みたいな展開があったので気が気でなりません。頼む皆生き残ってハッピーエンドで終わってくれ…。

 

 

じゃあまた気が向いたらこういうの書きます。

 

 

 

 

ウルトラマントリガー特別総集編①「平和を守る力」感想


www.youtube.com

 

今回のトリガーは2週連続の総集編の第一回、オリンピック関係の番組編成上の都合か何かだとは思うんですがこのタイミングで本編が2週間途切れるのはつらいところです。

 

ナビゲーターはウルトラマンティガに登場したマスコット小怪獣デバン、スーツが現存していて動いたのも驚きです(たぶん当時品?)。ガッツセレクトに絡めて防衛チームとかかわったウルトラマンを紹介するという流れの総集編でした。防衛チームというくくりで紹介しているのでオーブ・ジード・ルーブの防衛チームが出てこない、主題でないメンツはハブられてますね、タイガのイージスも防衛チームではなく民間の警備会社なんですがまあそれはそれ。ギンガSのUPGは久しぶりの防衛チームでしたがやはり戦闘機がないのがさみしかった覚えがあります(特殊車両と銃だけなの頼りない…)。XのXioは怪獣の力を使った兵装と一般隊員と共通の変身デバイスといいトリガーに近いところが見受けられて面白いですね。タイガのイージスはあくまで民間の警備会社であるのであまり大規模な怪獣撃滅作戦はできないけどできることを頑張っている回と、どうしようもないと結構傍観している回との振れ幅が大きくて中途半端だったなあと感じます。Zのストレイジは戦闘機枠をロボットにしてしまうという画期的なアイディアで活躍の場を広げられたのがよかったですね。こう並べてみると大体の組織に宇宙人が所属しているのが面白いと思います。

 

次回はウルトラ戦士に重点を置いた総集編で、ギャラクシーファイトシリーズの映像も使っているようですね。

 

それではまた

スマイルスマイル!

ウルトラマントリガー4話「笑顔のために」感想


www.youtube.com

 

トリガー4話の感想です。

地球にも存在する超古代文明の遺跡、そこからの出土品を狙うイグニスと出土品に引き寄せられるように出現した怪獣オカグビラ…。超古代文明のあらましと闇の巨人、そしてトリガーの現状を整理しつつ、イグニスの既知侵入により発生したトラブルに対処する…といった感じの設定を整理しつつも単発回に近い雰囲気ですね。前回クールでミステリアスな雰囲気で登場したイグニスが早くもギャグ堕ちしており、思っていたより悪いキャラという感じではないようですね。サブタイトルから主人公の笑顔に関しての掘り下げがあるのかと思いきや特に何もなかったので、スマイルスマイルに関してはあまり気にしない方がいいのかもなあという気持ちにもなりました(サブタイと中身が一致していない…)。あとルルイエの世話をしているときに限って闇の巨人のイメージを見ている気がするので、何かありそうですよね…ギジェラ的な…。結局出土品がどういうものかはわかりませんでしたが、闇の巨人が怪獣を使役していることと何か関係があるのでしょうか。

 

 

登場怪獣は古代地底獣オカグビラ、深海怪獣グビラが陸上生活に適応した種族という扱いでした。元のグビラと違いが分かりにくいですが背中の模様とごつごつした体表が違いということでいいんですかね。元のグビラも(水中戦の撮影が面倒という事情もあってか)結構陸上で活動できているのでそこまでの違いは感じられないですが、相変わらずのドリル攻撃や地底を掘り進んだり高くジャンプしての奇襲攻撃など確かに陸上に適応しているといった感じの描写でした。両生類と爬虫類ぐらいの適応の差なんでしょうかね。特撮面では地中を掘り進むオカグビラのシーンが迫力があってよかったですね。坂本監督のような派手さはないですが、落ち着きつつも高いレベルの特撮が披露されており文句なしです。本当にニュージェネは特撮は一級品なんですよね、あとは脚本さえ安定してくれれば…。

 

次回からは番組編成の都合か(オリンピック関係?)二週連続で特別編となります。特別編が終わると新怪獣登場回やウルトラマンZ客演回(Z以外のゲストもいるよ!)、タイガに登場した怪獣の亜種登場回等が続くそうで、このタイミングで特別編なのは痛いように思うのですがなんとか頑張ってほしいですね。人気が高かった客演回でまた爆発的に盛り上がらないかな…みたいなことは考えています。

 

それではこのあたりで、スマイルスマイル!

 

 

スーパーヒーロー戦記感想

先週の土曜日にスーパーヒーロー戦記を見てきたので、その感想です。あまりまとまってはいないかも。

 

メタフィクションとしてのニチアサ作品を扱ったという点では平ジェネforever、OQの系列に近いかもしれない。ゼンカイジャー+仮面ライダーセイバーという形だったけど話の主軸は大分セイバー寄り。本編ではあまり扱われない(扱えよ)小説家としての飛羽真先生が活躍していた。鈴木福は案の定若い頃の石ノ森章太郎先生だったけど、デカマスター仮面ライダーゼロワンといった、自分の書いた作品から派生して生まれたキャラクターを見ても、仮面ライダー1号やゴレンジャーが発想できないのは面白いと思った。仮面ライダー1号やゴレンジャーから続いていく正義の系譜、そこには仮面ライダーセイバーを筆頭に石ノ森章太郎先生が亡くなった後にも生まれたヒーロー達もいる。敵のアスモデウスの目的はヒーロー達を一つの物語の中に収めて、それを見た石ノ森章太郎先生自体に自分の思い描いたヒーローじゃないと認識させて、まとめてこの世から消させる事(という解釈を私はしている)。でも飛羽真先生の正義も悪も内包した石ノ森章太郎先生にしかできないヒーローを描いてくださいという願いによってこの世に生まれた仮面ライダー1号とゴレンジャー、そしてそこから確かに皆生まれてきたのだ。アスモデウスは「こんな幼稚なものに意味なんかない!」と吐き捨てるが、そこで介人が「意味がなかったら、こんなに続くわけないじゃん!」と即座に反論する。この言葉は救いだと思う、アスモデウスのような言葉を実際に投げ掛けられたことのある人や、後ろめたさを感じる人に対する救いだ。小説家でも漫画家でもない五色田介人にだってすぐわかる事だという風に直ぐに真っ向から反論してくれた事が、私にはとても嬉しかった。仮面ライダー1号である本郷猛(ほぼ藤岡弘、と化しているが…)が「先生…!!」と石ノ森章太郎に思いを伝える場面、後に生まれたヒーロー達にエールを送る場面も藤岡弘、の凄まじい演技力(圧に近い)によって感慨深い場面になっていた。

 


f:id:hooringaX:20210728214519j:image

飛電或人、令和の象徴とまで言われたヒーローであるので、令和の時代を生きていない石ノ森章太郎先生に見せるヒーローの一人としては妥当なチョイスなのだが、うろ覚えでキャラを再現したような怪しい雰囲気になっている(セイバーの前なのに!?)

 

 

…とまあここまで比較的肯定的な意見を述べてみたが、いい場面とこれはひどい…となる場面が交互に襲ってくる変な映画であった。ロゴを映しながらの歴代ヒーローによる大乱戦シーンは、似せようという努力も感じられないヒーロー達の決め台詞botと化し、たまに「核のムゥチ!」「百万倍の好奇心!」「ソードベントだ!」等歌詞だったり本編で聞いた覚えのない台詞を放つ連中もいてかなり頭が痛かった、ライブラリ音声とか…使わないんですか?あとセイバーによくみられる「いい話をしているが絵面がこの世の終わりみたいになってるシーン」の極みのような大人ルナと賢人ととのシェアハウス映像は一種の恐怖すら覚えたし、背景の合成がかなり歪んでたりと話に集中できなかった。戦隊も戦隊サイドで何の説明もなくアキバレンジャーギアを使い始めるし心の中で大笑いしてしまった(今回の映画で使った歴代戦隊ギアこれだけだよね??)。


f:id:hooringaX:20210728214825j:image

セイバー特有の真面目にやっているのだが出力された絵面がおかしいシーン。中央の畳がやたらプルプルしているので気がつかなかった人はもう一回見てほしい。

 

 

アスモデウスも急にオワコンだのモチーフ被りだのネタ切れだのメタ極まりない台詞を捲し立てたかと思えば、いきなり乱入してきたリバイ&バイスにボコられ、巨大化したものの戦隊側の巨大戦力に蹂躙されるという最期を辿った。

 

さてサプライズで用意されていたほぼ1話分の仮面ライダーバイスパート、ガピア星人サデスやデッドプールを連想させるような陽気な悪魔バイス仮面ライダーリバイのコンビでスタートを切るという点ではかなりの高得点だと思う。悪魔との契約→契約印→ハンコ→LINEスタンプの連想ゲームもよく考えられていた。二作連続で脚本面に難ありという印象なので面白くあってほしい。脚本が面白くないとおそらくすごく寒い絵面になるだろうから…。