ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンニュージェネレーションスターズ(2024)第2話「トレジャーハンター現る」感想


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オオタユカ隊員の前に現れたのはかつてトリガーと共に戦ったトレジャーハンターのイグニスとマウンテンガリバーⅡ-Vと呼ばれる謎のロボット。いずれもウルトラマントリガー・デッカーの世界の住人です。マウンテンガリバーの方はショーで登場した者と同一個体かは不明ですが果たして。イグニス経由でトリガーの世界のZコラボ回の様子をユカが聞けたのは良かったですね、キングジョーSCもちゃんと修理されてるようで何よりです。しかしギンガ無印の映像は久しぶりに見ると…天気の悪い寂れた裏山が目立ちますね…ブレーザー劇場版の予告と比べると凄まじい差があり、一度途絶えたコンテンツの復興の様子を知ることができます。

 

それではまた

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ(2024)第1話「セブンガー強化計画」感想


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ウルトラマンZよりストレイジのオオタユカ隊員がセブンガーの強化を命じられそのヒントを探る…という形でこれまでのウルトラシリーズを振り返る新しい列伝枠です。前年のそれとタイトルが一緒なので便宜的に(2024)とつけています。

 

第一話は順当にセブンガーの活躍を辿っていく回、すでに宇宙セブンガーが開発され元のセブンガーよりはかなり強力になっているはずですが上層部は納得しない様子。ゴメス・ゲネガーグ・バロッサ星人との戦闘の振り返りでした。もうウルトラマンZから4年もたちますがペギラとの空中戦などは今見ても素晴らしいシーンですね。ゲネガーグを爆破して爆炎が収まらないまま手前にアルファエッジが降り立って瓦礫が跳ね上がるカットは今見ても大好きなカットです。さてストレイジ基地に怪しいロボットが侵入してきたところで話が終わりましたがこのロボットは何者なのか…。

 

それではまた。

【日記】私が最も好きななろう小説の地の文【2024.1.20】

小説の地の文、ありますよね。

 

小説を読む上でキャラの台詞以上に大事な部分である地の文、ここが読みやすいか、好みかどうかによってその作品が気に入るかどうかが決まると言っても過言ではないでしょう。なろう作品の場合ウェブで無料で読める分先に合う合わないを判別できるので買う時に非常に助かります。

 

ではタイトルの話です。

 

https://ncode.syosetu.com/n3712gq/63/

 

 

こちらが今回話をするなろう小説の忘却聖女、私の最も好きななろう小説のひとつです。私が一番好きな地の文が乗っているエピソードは主人公の過去編で、スラム街に住んでいる主人公が、スラム街に捨てられた自分より小さな子どもになんとか食べさせるものを与えるために奔走し、なんとか林檎を手に入れて子どもに与えようとするシーンです。こちらは少々重いエピソードですがこの作品は基本的に主人公の喋るテンポや掛け合いが軽快で非常に読みやすいラブコメです、多分。

 

それではタイトルの話に戻りましょう、一番好きなのはこの文章です。

 

 

>子どもの鼻が、すんっと動く。もう一回動く。もう一回。

 そして薄く、本当に薄くだけれど、子どもは笑った。嬉しそうに、泣き出しそうに、初めて見つけた何か嬉しいものを抱えるように笑って。

 死んだ。

 

 

 

美しいと思いませんか。

 

スラム街で生活する自分を物だと認識している少女が、スラム街に捨てられたもう助からないであろう子どものために、自分が食べるための物でもない林檎を手に入れるために奔走する。それは確かに小さなこどもにとってささやかな幸福だったのであろうという描写、ゴミ捨て場のようなこの世の終わりのどうしようもない世界で確かに生まれた幸福と、命の輝きの消失がここまで無情に描かれることはそうそうありません、美しいと思いませんか。これが無料で読めるなんて私は何て幸せなんだろうと涙すら流しました。

 

この後途絶えてしまった命に対して自分のできるささやかな祈りをささげるシーン、子どもの死体を林檎と一緒に埋めるために爪が全てはがれたり、財布を盗んだ相手に殺される可能性も承知の上で謝りに行くシーンもあるのですがそこからの流れも負けず劣らず美しいのです。特に自分を人間ではなく物だと認識している主人公と主人公を一人の人間として扱おうとする神官長との会話が非常に良いものなのでぜひ読んでみてください。

 

それではまた。

 

 

 

 

 

ウルトラマンブレーザー第25話(終)「地球を抱くものたち」感想


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V99案件の真相は、当時の地球防衛軍が、新天地を目指していた非武装のV99の宇宙船を撃墜してしまった事によるものでした。V99は先制攻撃をしてきた地球を恐れ、バザンガやゲバルガといった怪獣を送り込んできたというものでしたが、V99由来の技術が使われていることが判明したアースガロンが対話役となり、V99船団に侵略の意思はなくともに未来へ歩む者だという意思を伝え、新たなる戦いは回避されました。戦闘の意思はないことを示すためにブレーザーがファードランアーマーを、アースガロンがMODユニットをパージするという表現は強化形態が当たり前の昨今において新たな表現技法を見たという感動がありました。対話はちゃんと通じ、必要のなくなった最終兵器を爆散させて〆とするのはウルトラマンマックスのデロス文明とのやり取りをなんとなく想起させますね。参謀長や地球防衛軍の上層部がついにアースガロンとウルトラマンブレーザーを堂々と援護するという展開や、地球怪獣の助力と多くの要素を最終一話で無理なく詰め込んだのも匠の技ですね。最後が家族の元へただいまと帰宅するシーンで終わるのが何ともブレーザーらしいところです。

 

ウルトラマンブレーザー自体は結局V99とは関係ない宇宙人でしたが、出自はあいまいなものの地球人とのやり取りで人間を好きになった宇宙人という点で初代ウルトラマンをリスペクトしていたように思います。今まで喋らなかったブレーザーが地球の言葉でゲント隊長に「俺も行く」と伝えたことや、家族からもらったブレスレットと指輪を通じて流れてきたゲント隊長の家族の思いにより出した新技が、皆の良くする腕を十字に組んで発射する光線技であったりと、ウルトラマンにとって当たり前で会った要素をここぞの見せ場に持ってきた手法は見事でした。

 

作品全体の感想はまた別にまとめようと思いますが、最高の作品であったように思います、楽しい番組でした!

【日記】読んでる漫画等の感想【2024.1.14】

・転生してあらゆるモノに好かれながら異世界で好きな事をして生きて行く

 

やたら動物に好かれるサラリーマンが貴族の倅に転生して頑張る話ですね、前世の負い目からか幼い少年が役に立たないと言われることを恐れて時には無謀な挑戦にも出るというのが業を感じてニコニコします。カクヨムのコミカライズだそうですが原作にない展開がコミカライズに多いし、何より幼い子供の絵が上手いので先が楽しみです。あと漫画に出てくる登場人物は原作読むと普通に成長して大きくなるらしくしめやかに泣きました、そんな…。

 

・のあ先輩はともだち。

平熱系男子とグイグイ系女子のラブコメ…という触れ込みだがのあ先輩の距離感の詰め方がバグっており非常に恐ろしいです。頼むから主人公はこんな先輩と付き合ってないで平穏な生活に戻ろう!と応援したくなる気持ちが湧いてくるのですがいいんでしょうか。

 

・ノス&ザクロ

ワケアリ吸血鬼親子のコメディ漫画です。日光が平気な吸血鬼であるザクロに何かワケがありそうな様子を筆頭にキャラクターの背景事情に少し暗い所は感じさせつつも、基本的に楽しく読める漫画の作り方になっているのが良いですね。ザクロちゃんがいい子で元気いっぱいなのが心地よいです。

 

・薬売りの聖女~冤罪で追放された薬師は、辺境の地で幸せを掴む~

フロースとかビーズログでよく見るような追放系の女主人公のやつなんですけど、主人公の口と目つきが結構悪くて根は素直なのが割と好みです。自分と相手の作ったポーションの性能比較のために躊躇なく自分の腕に刃物を突き立てようとする精神性が良いですね。

 

・悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~

アニメの始まったタイミングで最新刊が出ました。自分の右半身と左半身のどっちが強いかが気になった結果片方が死んで、生きている方と死んでいる方でそれぞれの現実と死後の世界の話が展開されます、なんて?話を回すレギュラーキャラがユミエラパトリックエレノーラの三人しかいないとはいえ、半身を殺しておけば同時に現実と死後の世界で話が展開できるのが盲点でした、ユミエラはもしかしてバカなんじゃないですか?アニメではラスボスポジになりそうな魔王のパーソナリティも明かされて着地点は非常に良かったのです。

 

ウルトラマンブレーザー第24話「第3波接近襲来」感想


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いよいよ出現したサード・ウェイブ、宇宙爆弾怪獣ヴァラロンとの決戦が開始されました。アースガロンが元からこのような事態のために設計されたものだったためV99関連の機密を知っており、それでも仲間と認めたエミ隊員に出来る限りの情報を提供するのは良かったですが、途中でドバシの邪魔が入り秘密は最終回まで持ち越しと鳴りそうです。上層部の立てた生きて帰れないかもしれない捨て石のような作戦内容に関しては「はい」と答えますが隊長に付け加えられた生きて帰るという命令には「ウィルコォ!」と命令を遂行する意思を示す、出撃前の自由時間でそれぞれの時間を過ごす等ブレーザー…田口監督作品でよく見るような細かい描写が生きていた回でした。

 

今回登場した怪獣は宇宙爆弾怪獣ヴァラロン、尻尾から有機爆弾を無尽蔵に生成する非常に凶悪な特徴を持ち、その威力は月の軌道を変えてしまう程でした、最初に地球に降り立っていればもう終わりだったのでタガヌラーの活躍が無ければ…とぞっとしますね。ラスボスにふさわしい凄まじい力を誇り、頭部から発射する破壊光線や即生成、起爆できる爆弾を駆使してアースガロンMod4やブレーザーを敗北まで追い込みました。地球にやってきていればブレーザーはここまでの戦いで既に満身創痍でゲント隊長を守るため分離してしまいましたが果たして…。

 

次回はいよいよ最終回、SKaRDとブレーザーの勝利を信じて待ちましょう。

 

 


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ウルトラマンブレーザー特別総集編③「パグのウルトラ談義」感想


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最終決戦を前のおさらいを兼ねた総集編です。以前の特別総集編でも登場したパグが登場した正月太りしたげ~どす君ともぐ~じょんちゃんを招いてブレーザーの新たな力ファードランアーマーやアースガロンのMod、ウェイブで呼称される怪獣群と新たに飛来した謎の怪獣の紹介をしました、DXアースガロンにもMod.3ユニット発売しませんか…?内容そのものは楽しかったのですが、最終三話ぐらいは毎週続けて見たかったので今後は番組編成を見直してほしいというのが本音ですね。

 

ついに姿を現した宇宙爆弾怪獣ヴァロラン、残すところわずかとなったウルトラマンブレーザーがどういった結末を迎えるのか、非常に楽しみです。