ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンR/B、後半戦&全体の感想

本日は仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERの公開日でもあり、ウルトラマンルーブの最終回でもある忙しい一日でした。SSSS.GRIDMANの最終回もありますがちょっと起きてられないのでまた後にします。

 

では感想をざっと

 

ルーブの後半戦は敵方が美剣サキを中心に話が進んでいきました。湊兄弟からジャイロを取り上げようとするサキですが、ジャイロはもともと先の兄たちが使っていたものであり、いわば遺品だったのです。サキは1300年間兄の仇であるルーゴサイトを倒すために計画を進めており、その一環としてアイゼンテックを利用、その時の事故で湊家の母親が行方不明に…。という形です。私は当初アサヒ=母親だと思っていたのでかなり意外でした。そして最終回でアサヒの正体はクリスタルだとわかり、その力によってルーゴサイトを撃破することができたということです。最終回の説明を聞く限りではクリスタルは思いの結晶であるらしく、クリスタルに書かれたウルトラマンはその思いに近い要素のあるウルトラマンだったのかもしれませんね。アサヒの正体に関してはクリスタルだという要素を所々に匂わせて善良な存在である印象は強くしておいたほうがよかったかなあと思います。多分悪い子ではないんだろうけど見当がつかなさ過ぎて不気味さがぬぐえなかったので…。

 

ルーブでは「俺はウルトラマンである」という言葉と「俺はウルトラマンじゃない」という言葉が交互に出てきて大変混乱することがありました。肯定と否定ではえらい違いなので、個人的な解釈なのですがウルトラマンという言葉に込められた意味合いが違うのかなあと思いました。前半戦のオーブダークの言うウルトラマンがわかりやすいのですが、サキも兄たちが先に死んでしまったことの影響かウルトラマンに対してのイメージが兄たちへのあこがれなどで固められていたのではないかなあと思います。湊家の人間として戦った兄弟からのセリフは「お前たちの言うようなウルトラマンと俺たちは違う!」という宣言だったのではないでしょうか。自分には自分のウルトラマンの力の使い方があってオーブダークともサキとも違うと。ウルトラマンという言葉の意味を再定義することが多い近年の作品らしい印象です。

 

…そう解釈すると父親に対していった「俺たちはウルトラマンだから」の解釈がおかしくなって結局よくわかんないんですけどね!!!完全に一般的な意味でのウルトラマンじゃねえか再定義したんじゃなかったのか!!やっぱりややこしいから統一しろ!!

 

 

はい、つづいて母親の話、やはりといいますか兄弟が死ぬ未来を見てしまったことと兄弟への印象が15年前でストップしたままということか、徹底的に守ろうとし、ウルトラマンになることを妨害する場面が多かったですね。ルーゴサイトを呼び寄せたのも自分の責任だということで自分で始末をつけようとしましたが、いくらアイゼンテックの技術者だったとはいえ愛染マコトの残したシステムに頼りすぎな面が目立ちました。まあそれ以外使いようがないんで仕方ないんですけどチェレーザが空気清浄機で退場してそれっきりにしては愛染の遺産に頼りきりだしチェレーザの退場考え直したほうがよかった気がします。EXSPOでやるらしいけど本編か映画でやってほしいなあ。

 

そして怪獣の話、前の記事で大体話した印象と変わらないのですが、付け加えるとすればメインウェポンがすごい光線の怪獣が多くていまいち差別化に失敗してる気がします。ルーゴサイトは動きが不気味でよかったんですがガス状の極太光線より尻尾からの光弾連射のほうが好きですね。その点ホロボロスはキャラの立て方等かなり良かったと思います。

 

まとめると「要素要素は好きだけど調理の仕方をもう少しうまくやってほしかった惜しい作品」といったところでしょうか。批判も結構出そうな作品ですし、私も不満点は持ったままですが、最終回のウルトラマンとしての戦いが終わり、よくある一つの家族の帰宅風景になる所を筆頭に好きな点も結構あるので、積み重ねがきっちりとしていればもっと良かったのになあと。脚本家が多すぎる状態で縦軸強めにしたのがよくなかったのかシリーズ構成の問題なのか…。まあ来年の映画が残ってますしまだ終わったわけではないのですが次はもう少しうまくやってほしいですね。

 

それではまた

 

 

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