ガッツセレクトに配備された新戦力のロボット兵器テラフェイザー、起動実験を行おうとしたタイミングでカゾートやライバッサーといった怪獣たちが次々に出現。戦闘用のAIの経験が足りずライバッサーに苦戦するテラフェイザーにハネジローのAIを使う作戦を思いついたアサカゲ博士たちは、デッカーの助けも借りテラフェイザーを再起動、途中でオーバーヒートを起こしてしまうもののライバッサーの撃退に成功したのだった。
ガッツセレクトの新兵器、電脳魔神テラフェイザーのお披露目回です。トリガーが地球を守っていた頃に特空機キングジョーストレイジカスタムが落ちてきた事件や、元々は対闇の巨人用に開発が進んでいたなど前作との繋がりを意識した描写や、怪獣に対して明らかに思うところがありそうな隊長とテラフェイザーに興奮する隊員たちやアサカゲ博士等人物の掘り下げも印象的な回でした。メインの販促としてテラフェイザーVSライバッサーをセッティングしつつ、ヒナバッサーという小型の怪獣VS人間サイズのデッカーと隊員たちという別の見どころも用意するのが上手いですね。
今回の登場ウルトラ怪獣は変形怪獣ガゾート、雷鳴怪鳥ライバッサーと小型のヒナバッサーでした。ガゾートは何回か出現しているものの生態はわかっていないらしく、不気味な感じを残しますね、ティガのガゾートと同じならなぜ怪獣化しているかも含めて不気味ですが。そしてメイン怪獣の雷鳴怪鳥ライバッサー、風ノ魔王獣マガバッサーや猛禽怪獣グエバッサーに続き３体目のバッサー系の怪獣です。頭に複数の大きな角が付いたことによりウルトラマンダイナに登場した高速怪獣デキサドルにも近い印象を受けますね。雷撃攻撃や翼による打撃などを駆使しテラフェイザーと激しい戦闘を繰り広げました。
そして今回の主役である電脳魔神テラフェイザー、名前やシルエットから完全にウルトラマンダイナに登場した電脳魔神デスフェイサーのオマージュです。デスフェイサー同様に伸びるクローアームやガトリング砲を持ちつつ、機体から粒子を噴出し相手の攻撃を防いだり軌道の変わるビーム攻撃をしたりと独自の良さも見せています。玩具のパッケージ写真で思いっきりデッカーのソフビを殴りつけていたり、フェーズ２音声と顔が完全に悪党なのでまあ今後暴走はするのでしょうが、最終的には正義のロボットに落ち着いてほしい思いがあります。
それではこの辺りで。
