ワクワク不動怪獣日記

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ウルトラマンニュージェネレーションスターズ第22話(終)「未来へ」感想


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今回はウルトラマンタイガニュージェネクライマックス、ウルトラマントリガーエピソードZ、ウルトラマンデッカー最終回を中心にウルトラマン同士、そしてウルトラマンと人類の信頼を振り返る最終回にふさわしいPUとなりました。この3つでギンガからデッカーまでのウルトラマンがほぼ紹介できるのは強いですね。ニュージェネクライマックスは予告でさんざん見たシーンがいざ本編で襲ってきた時の破壊力や、なんか意識が朦朧とするタイガ特有の闇堕ち等ジワジワ来ることも多かったものの、トライスクワッド初のフル参戦やヒロユキという地球人との別れとウルトラマンタイガという物語の終着点として良い映画でした。ウルトラマントリガーエピソードZはイーヴィルトリガーというイーヴィルティガモチーフのキャラから影を継ぐもののオマージュとトリガーならではの答えの出し方がニュージェネレーションティガとして初めて納得のいく出来になったトリガーのエピソードでかなり好きです。デッカーの最終回は言わずもがな、薄っぺらい演説をするマザースフィアザウルスをガッツセレクトとデッカーが主題歌に乗せて叩きのめす、非常に気持ちの良い最終回でした。

 

そして今回の事件を起こした黒幕の正体が判明。エディオムというAIで数千万年前に惑星イアリムで様々な文明の歴史を収集することを目的に作られた者でした。しかし多くの文明が最後には孤独に滅び、その収集を続ける自分自身もやがて孤独であるという事を認識するようになった折にウルトラマンの存在を知り、ウルトラマンの歴史を消せば他の文明と同じように孤独に消えていくのか知りたくなったというのが動機でした、迷惑ですね。しかし未来人やニュージェネウルトラマンの活躍により記録はほぼ元に戻り、エディオムもウルトラマン達の出会いを得て、もう孤独ではない新しい旅に出ることができるという爽やかな結末に落ち着きました。長く生き過ぎてねじ曲がってしまっただけで元は悪意のない存在というのが大きかったのでしょう。

 

さてウルトラマンニュージェネレーションスターズもこれで最後となりました。ニュージェネウルトラマン達による戦いの振り返りはこれまでの列伝枠同様でしたが、一つのストーリーがあって先の読めないワクワクもあったことやジャグラーをZとオーブが語るといった見たかったシチュエーションをやってくれたことなど、個人的にはこれまでの列伝枠でも一番面白かったですね。来週のブレーザー直前スペシャルを挟んでいよいよウルトラマンブレーザーが始まりますし、メタ的にもウルトラの歴史の未来は明るいという気持ちでこの番組を見終えることができたことを非常に嬉しく思います。