・ゆうやけトリップ
久しぶりに新刊が出たので、心霊を題材にしながらも「幽霊の正体見たり枯れ尾花」といった感じで実際の幽霊は出ることはなく何かしらの枯れ尾花が出てくるのですが、それにがっかりするわけではなくその枯れ尾花を非常に素敵に紹介するというあまり見ないタイプの漫画です。絵の雰囲気も唯一無二なのでお勧めですよ。二巻も二人の楽しそうな放課後が続いていたのでずっと読んでいたいなあという気持ちでした。
・魔導具師ダリヤはうつむかない ～Dahliya Wilts No More～
婚約破棄された魔導具師が頑張る話、割と死んだお父さんの人脈が凄くて結構なトラブルを解決できるのは笑っちゃいますが、本人の頑張りや楽しそうにしている様子は不快感なく読めるのでスルスル読み進められますね。定期的にある魔剣作りのエピソードが好きです。
・最高難度迷宮でパーティに置き去りにされたSランク剣士、本当に迷いまくって誰も知らない最深部へ ～俺の勘だとたぶんこっちが出口だと思う～(コミック)
気の抜けるパートとシリアスの塩梅が非常に上手なのですが、真相に近づいてきたこともありシリアスパートが増えてきて緊迫感が増してきて良かったです。メインチームの主人公・聖女・大賢者の三バカ感が非常に好きですね
・狼領主のお嬢様
完結したので。前世の婚約者が執着してくる、新婚旅行先でサイコ女に襲われる等のトラブルを乗り越えやっと幸せな夫婦生活を送れそうで何よりです。前世の家族の悪行による処刑に関しては正しいとし、自己肯定感は相変わらず低いものの、それでもカイドと前に進む事を決めたお嬢様が…やっと…やっと…良かったね…。
・忘却聖女
綺麗な絶望、その一言です。やっと主人公の味方が増えてきて、エーレとの愛を見せつけてくるときにこんな展開をぶち込んでくるのは鬼ですが、最愛の人を失い、それでも国を守るために王子と世界一綺麗な心中の宣言をする主人公の美しさには見惚れてしまいます。幸せになってくれ頼む…。
