ワクワク不動怪獣日記

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漫画紹介第14回「ミムムとシララ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~」

最近やっていなかった漫画紹介記事ですが令和の世の中に誕生した大傑作を紹介するためにこの記事を書きました。

 

「ミムムとシララ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~」

 

 

既刊一巻です。くらげバンチで連載しているので一話と最新話は無料で読めます。

 

なんだこのタイトル…と思った方もいるかもしれませんが、主題としては異世界生物の生態調査となります、ミムムとシララという二人のキャラがいて、シララが魔術試験の変身課題のためにミムムを「ドラゴンのちんちんを見に行かない?」と誘うわけです。ちなみにあくまで資料だけではない生のドラゴンを観察したいと思い、オスの目撃情報があったからという理由でちんちんが選ばれただけであり、この二人が異世界生物のちんちんに興奮する性癖があるとかそういう話ではありません…が、誰も見たことがないというドラゴンのちんちんを二人で一緒に見たという強烈な体験より、ユニコーンやクラーケンなどの様々な生物のちんちんを見に行くことになっていきます。

 

少しネタバレになってしまうのですが、悪魔のちんちんについて知るために悪魔を召還した結果、代償としてドラゴンのちんちんを見に行った記憶を奪われてしまいます、それでもいつか失ったちんちんを見た記憶を取り戻すために奮闘するわけです、美しいですね。ちなみにこの二人、シララはいつも魔術試験一位で、ミムムはずっと二位に甘んじて対抗心を燃やしていたのですが両名とも成績相応の知的探求心を持っており、一話でともにドラゴンのちんちんを見た経験を共にしてから急速に仲が良くなり、自然と行動を共にするようになっていました。ドラゴンのちんちんを見たという経験はこの二人にとってはとても大事なことだったわけです。じゃあ別にドラゴンのちんちんで話を作る必要はなかったんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、他の人からはどうでもいいようなことでもこの二人にとってはとても大切な強烈な体験であるという描写にはドラゴンのちんちんはインパクトが大きく、適任だったのではないでしょうか。

 

ドラゴンのちんちんを見に行った記憶を奪われた彼女たちがどうするのか、単行本一巻の範囲で物語は一区切りがつくのですが、その区切りの付き方は非常に美しいものであり、最初は半分馬鹿にしたような態度で読み始めたとしても、ドラゴンのちんちんに感動し、悪魔に義憤の炎を燃やし、単行本の最後には感動していることでしょう。

 

 

何度でも言いますがこれは本当に傑作です。是非ドラゴンのちんちんを見に行ってください。